たいへんご無沙汰してしまいました「住まい造りへの想い」の記念すべき50回。
このメモリアルな回数に合わせた訳ではないのですが、明日2022年2月20日に川口根岸に新展示場がオープンいたします!
コロナ禍の中、ご家族だけでの見学を可能とした非接触型無人展示場。私たち藤島建設のスタッフは遠隔からご案内、IoTの先端技術をお施主様ご自身の手で操作していただくことができ、また、環境に優しい木質断熱材を使用し、冷暖房を1台のエアコンで賄える住まいを体感できる展示場です(2月9日の日本経済新聞にも掲載されました)。
ご見学を希望の方はぜひともWebまたは電話にてお申し込みください!
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お施主さまにとって、住まい造りの参考にしていただくのに不可欠な住宅展示場ですが、この展示場のあり方も今後は少しずつ見直す必要があると思います。
その理由はふたつ。
ひとつは展示場の大きさや仕様です。
ほとんどの住宅メーカーはお客さまの目を引くために、現実的ではないほどの大きな住宅、著しく高級な仕様の展示場を建築しております。多くのお施主さまは展示場とは異なる大きさや仕様の住まいとなり、展示場がまったく参考にならない場合があるのです。「何のための住宅展示場なのか」、疑問に感じる時があります。
もうひとつはさらに深刻です。
2015年の国際サミットで採択されたSDGsをはじめ、地球環境の保全が提唱される中、住宅展示場のスクラップアンドビルドについてです。
傷んだり陳腐化した展示場は新築される他社の展示場と比べ見劣りするために多くの住宅メーカーは5~7年で建替えるのが実情です。本来、住まいはお手入れさえすれば、少なくとも50年以上の耐久性を持って作られているにもかかわらず・・・。そして、僅か数年の寿命の展示場の建築コスト、もちろんお施主さまの負担になっているのです。
昭和の時代から続いているこのような提案方法を、令和の時代に入り住宅会社が見直す時期にきていると私は強く感じております。
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さて、今回の展示場・・・築40年以上、お施主さまの仮住まいとして利用した建物を解体し、その場所に建築いたしました。
30坪の敷地に、約40坪の建物です。
数年間、展示場として使用した後は、藤島建設で住まいをお建替えされるお施主さま用の仮住まいとして再利用いたします。
実は10カ所以上ある弊社の仮住まいは、(仮住まい紹介ページへ)このような展示場の再利用などが中心、創業60年、ずっとエコに取り組んでおります。
オープン前日、職人さんも最後の頑張りです!(感謝)