首都圏に住む葛巻出身者を対象とした第27回葛巻ふるさと会に参加してまいりました。
冒頭の町長挨拶では昨今の日本を象徴する残酷なお話がありました。
というのも葛巻町も深刻な人口減に悩まされており、私どもが一緒に取組を始めたころには1万人近かった人口も現在は6千人を割り込もうとしております。
鈴木町長挨拶
人が幸せに暮らす基礎となる「教育環境」「医療環境」「福祉環境」の環境整備の結果、昨年の人口社会動態(転入者と転出者の差)はマイナス17人まで減り、町内の人口流出が少なくなったとのことです。この数字は岩手県市町村においてベスト3なのだそうですが、岩手県全体を眺めると人口流出に歯止めがかかっていないことは推測できます。
葛巻町の人口の社会動態に自然動態(出生数と死亡者数の差、葛巻町は約100人)を加味すると毎年百数十人の人口減になりますが、今後の人口減少率は小さくなると予想されています。
一方、埼玉県も人口減少局面を迎えましたが、葛巻町より深刻なことは、人口は減少するにもかかわらず高齢者(65才以上)人口だけは増加し、30%超え目前です。
日本の人口構造の抜本的な改革は待ったなしです。
中央鈴木町長から右に觸澤副町長、高宮畜産公社専務、私