各住宅会社には商品があり、その商品の標準仕様がございます。先述(「奥行き品質」住まい造りの想い⑤参照)のようにすべての住まいのパーツをお客様が決めることは煩雑であり、また、みなさんも望んでいないことと思います。
ここでみなさんが気をつけなければならないことがふたつあります(ふたつめは次回)。
みなさんは自分たちの好みにカスタマイズされた(合わせた)住まいを求めていらっしゃると思いますが、住宅会社の事情により標準仕様を押し付けられる場合があるのです。
なぜなら、住宅会社は特定のメーカーから同じ商材を大量に仕入れることによりコストダウンをしているからです。
もし、みなさんのお好みが標準仕様のとおりであるのであればみなさんにとっても住宅会社にとっても良い方向です。でも、もしみなさんの好みと違えばどのような結果になるでしょう。
例えば、大きなお風呂を標準装備していても誰もがうれしいわけではなく、限られた敷地の中でお風呂をコンパクトにしてリビングを大きくしたいと言う方もいらっしゃるはずです。しかしながら、コンパクトなお風呂に変更すると逆に費用が増えるというおかしな現象が起こる場合もあるのです。
私どもは無限にある「奥行き品質」を叶えるために商品はカスタマイズするための「たたき台」という発想でご提案しております。私たち藤島建設はあくまでも住まいづくりは住宅会社の都合ではなく、お客様のご要望で造るべきだと考えます。