9月の下旬から11月中旬まで出張の連続です。ひとつひとつお伝えしていきたいと思いますが、そのひとつが毎年葛巻で開催される森林(もり)の恵みフォーラムです。
鈴木町長の開会のご挨拶
天候に恵まれるなか、子供たちと一緒に森林から薪の材料となる間伐材を運び出すお手伝いをしました。
午後からは有識者による勉強会なのですが、今回は林業経済研究所の箕輪光博さまのご講演がありました。その中でも勉強になったのが「6次産業」についてです。
農・林・水産業は、産業分類では第一次産業に分類され、天然資源の取得を行うものとされていますが、6次産業は、加工(第二次産業)、流通、販売(第三次産業)にも一次産業者が主体的かつ総合的に関わり、加工賃や流通マージンなどの第二次・第三次産業の事業者が得ていた付加価値を得て一次産業を活性化させようというものです。6次産業という名称は、元々数字の足し算をもじった造語だったのですが、第一次産業が衰退しては成り立たないということを危惧し、昨今では掛算として捉えられています。
箕輪先生は6次産業の成長化のためにさらにここにファンドをかませるスキームを提唱しています。国土の7割を占める日本の森林がピンチにある今、国は国産材の後押しをしておりますが(藤島建設はくずまき高原カラ松を使用して後押ししています!)、このような新しい取組みについても私たちが応援できることがないか考えさせられました。