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意外と面倒な擁壁。注意しておくべきポイントは?

2022/03/08

「擁壁(ようへき)」は地盤高さを整えてくれたり、眺望を良くしてくれたりする構造物で、

購入を検討された土地の中に擁壁があったこともあるのではないでしょうか?

ただし敷地境界にある構造物ということもあり、実は問題が生じがちな存在でもあるのです。

そこで今回は、擁壁に起因した大問題が起きないよう、擁壁のよくあるトラブルについて解説します。

よくある擁壁のトラブル

現行法規に準じていない「不適格擁壁」

現行法規では、擁壁の高さが2メートルを超える場合、工作物申請を提出する必要があるのですが、

以前の法規下で施工された擁壁であったり、工作物申請が提出されていない「不適格擁壁」の場合がしばしばあります。

購入しようとしている土地の擁壁が「不適格擁壁」の場合、補強又は再施工する必要がありますから、土地検討時は留意しておきましょう。

もし良いなと思っている土地に擁壁があり、高さ2メートルを超えそうな場合は、

念のため設計者や施工者と「不適格擁壁」では無いか確認することをおススメします。

擁壁の所有区分や責任の所在が曖昧

土地購入後や入居後に、費用や責任の所在でトラブルになりやすいのは住宅間に擁壁がある場合でしょう。

境界線を明確にしておくことで、擁壁に点検・修復などが必要な場合、円滑にどちらかの家主が対応することができます。

具体例として、台風や地震などの災害で擁壁が崩壊した場合、

擁壁上の家は地盤及び家屋が損傷し、擁壁下の家はその土砂の影響を受ける可能性が大です。

このような被害を避けるために定期点検が望まれますが、

その点検費用をどちらの住宅が全額負担するのか又は分担するのかを境界線と合わせて決めておくと良いでしょう。

擁壁の対策には専門家が効果的

今回は擁壁の概要と良くある問題への対策をお伝えしました。

改めてまとめると、土地購入時には「不適格擁壁」かどうかを確認すること、

購入後には擁壁の費用・責任・点検などに関する隣家との取り決めをしておくということが重要です。

 

双方とも専門家が入ることでスムーズに対策が行える可能性がありますから、

もしお悩みのことがあれば藤島建設までご相談いただければ、

弊社からアドバイスやご提案差し上げることも可能です。

困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!ご相談はこちらから!

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