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おしゃれな狭小住宅は間取り次第で理想を実現!人気の理由とは
2023/12/04
立地の良い場所でありながら、予算内で家を建てやすいというメリットから、狭小住宅の人気が高まっています。
狭小住宅の良さは他にもあり、工夫次第で理想の家を建てることも可能です。
ここでは、狭小住宅が人気を集めている理由や、おしゃれな狭小住宅を実現するために押さえておきたいポイント、おすすめの間取りについてご紹介します。
なぜ狭小住宅に人気が集まっているのか、その理由を解説します。
人気の高いエリアの場合、土地の取得にかかる費用だけでもかなりの負担となります。
しかし、狭小住宅なら、必要以上に広い土地を購入せずに済むため、そのぶん土地代の負担が抑えやすいです。
また、住宅の購入はその後の出費も踏まえて検討する必要があります。
固定資産税は、戸建てを所有する場合、毎年確実にかかるお金であり、計画的に考えなければなりません。
固定資産税の算出には、延べ床面積の広さも関わってきます。
簡単に言えば、延べ床面積が広ければ広いほど、固定資産税も高くなりやすいということです。
しかし、狭小住宅でよく用いられるスキップフロアやロフトは床面積の計算に含まれないため、しっかりと空間を活かしつつ固定資産税を安く抑えやすくなります。
狭小住宅では、できる限り無駄を省き最低限必要な設備を入れ込む設計となるため、とてもシンプルに仕上がりやすいという特徴があります。
それが、かえって使いやすく、おしゃれでデザイン性に優れた内装を実現しやすいという意見も多いのです。
狭小住宅では、空間の無駄はほとんど生まれません。外観についても、間延びしにくくスッキリとした見た目を実現しやすい点も魅力です。
狭小住宅では、生活に不便のないよう、床面積を確保するために3階建てを選択する方が多いです。
スラリと細長い見た目の外観は、まさに都会的。
土地の形状を最大限活かした設計になると、個性的という魅力も加わります。
さらに、狭小住宅に多い、空間を最大限活用する吹き抜けやロフト、スキップフロアなどの工夫は、昔ながらの家にはない独特な魅力があります。
おしゃれな狭小住宅を実現するためには、いくつかのポイントがあります。
特に、以下の工夫を取り入れるだけで、雰囲気は大きく変わってくるため、設計や間取りに取り入れてみてはいかがでしょうか。
1つひとつの空間が狭くても、奥行きが感じられるような「抜け」があればさほど圧迫感を感じません。
「視線が抜ける」というのは、入り口から奥まで遮るものを少なくして見通しを良くすることを指します。
つまり、全面の壁や家具で空間を仕切ってしまうのではなく、入り口から一番奥まで見える工夫をするということです。
これは、何もかも取っ払ってしまうという意味ではありません。
ところどころ、空間を仕切るものがあったとしても、視線が奥まで抜ける部分があれば開放的に見えます。
したがって、ほどよくプライバシーを確保しながら視線が抜ける空間づくりを意識してみるのがおすすめです。
昼間でも薄暗く感じるような室内は、どんよりとした印象になり、おしゃれとはほど遠くなる可能性があります。
しかし、狭小住宅の建つような立地の場合、周辺にも隣家が迫るような場所となることが多いため、すべての部屋に大きな窓をつけたとしても採光が確保できるとは限りません。
そこで有効なのが、吹き抜けや天窓の設置です。
家屋上部からの光は遮られることがなく、吹き抜けにすると1階まで光が届き家全体が明るい印象になるでしょう。
狭小住宅では、なるべく壁をつくらず空間を区切らないことが、開放感を演出するコツとなります。
ロフトやスキップフロアは、まさに空間を区切らず奥行きや広さを出すことができる工夫であり、狭小住宅におすすめです。
スキップフロアとは、1つの階層に複数の高さのフロアを設けることを指します。
1階と2階の間だったり、2階と3階の間だったりと、縦につながる段差のフロアです。
その用途は幅広く、子どもの遊び場や書斎、ワークスペース、居室、収納スペースなど、家族の人数や必要性により自由に使える点が魅力です。
フロアによって床材を変えたり、雰囲気を変えたりすると、独創的な印象にもなるでしょう。
また、ロフトは、床面積を増やす画期的な方法です。
スキップフロアやロフトで立体感が生まれると、よりおしゃれな印象になります。
空間を壁などで仕切ってしまうと、圧迫感が生まれることがあります。
1つずつの部屋が広ければさほど気になることはありませんが、狭小住宅となると話は別です。
狭小住宅の場合、狭い空間をいかに広く見せるかが大事なポイントになります。
LDKや寝室の壁を設けずに、一体化させることを検討してみましょう。
狭小住宅では、できる限りスペースを有効に活用できるよう工夫することが重要ですが、それでも少なからず階段の下などにデッドスペースは生まれます。
こうしたデッドスペースには、造作収納がおすすめです。
必要に応じて高さや幅が決められる造作収納は、色んな場所を有効に活用する手段となるでしょう。
庭のある家に憧れを持つ方は多いです。
しかし、狭小地となると、庭をつくるスペースの確保は難しいでしょう。
そういった場合は、敷地の中に小さくても庭を作る方法がおすすめです。
中庭や坪庭は、採光の面でもメリットがあり、家の中から自然を感じられる癒しの空間となります。
一見、中庭を設けると、「ただでさえ狭いのに余計に窮屈になるのでは」と思われるかもしれません。
しかし、中庭を設けることで、プライバシーの守れる空間を生みやすくなり、違和感なくスペースを区切ることができるため、狭小住宅にはもってこいの工夫なのです。
ビルトインガレージとは、自家用車やバイク等を格納できる間取りが組み込まれた住まいのことを指します。
3階建ての住まいなら1階部分をガレージにして、2階と3階を生活スペースにするのが通例です。
ビルトインガレージを設けると、敷地内に駐車スペースを確保せずに済み、そのぶん家屋のために使えるスペースを広くとることが可能です。
また、駐車スペース以外にも、アウトドア用品の収納やDIYのための作業スペース、趣味活動のスペースなど、幅広い使い方ができる点も魅力でしょう。
狭小住宅は床面積を広くとり無駄をできるだけ省くために、どうしても縦長の単調な間取りになりやすい点がある意味デメリットとも言えます。
しかし、ここまででご紹介したように、スキップフロアやロフトなどを設けて空間にメリハリを加えると、窮屈さを感じないまま個性的でおしゃれな雰囲気が生まれます。
狭小住宅を快適に、そしておしゃれに見せるためには、以下のアイデアを取り入れてみるのがおすすめです。
狭小住宅では3階建てを選択する方が多いですが、そのぶん階段の数は増えます。
階段の下はデッドスペースになりやすく、先程ご紹介したように造作収納を設けるなどの工夫がおすすめです。
また、収納にしなくても、ワークスペースを作るというアイデアも良いでしょう。
お部屋の数があまり確保できない場合などでも、ちょっとした広さに机と椅子があれば、きちんと机に向かって作業することができます。
スケルトン階段とは、階段の段と段の間に踏み込み板がなく、骨組みと踏み板だけで構成される階段のことを指します。
最小限のパーツで構成されるため、軽い印象で視界の抜けもあり、狭小住宅との相性が良いという特徴があります。
物を飾るように整理する壁面収納は、狭小住宅をおしゃれに見せつつ実用性も兼ね備えたアイデアです。
おしゃれな小物や収納ボックス等を活用して、生活感が出すぎないような工夫もできます。
十分な収納スペースの確保が難しい狭小住宅では、特に利便性が高いでしょう。
壁面収納は、テレビ台と一体化してリビングの大きな壁に設けたり、キッチンの背面に設けたりと、意外とさまざまな場所に設置することができます。
狭小住宅をおしゃれにするポイントは、間取りばかりではありません。
設置する家具の選び方によっても、雰囲気は大きく変わってきます。
テレビ台やちょっとした収納などは、足の長い家具がおすすめです。
床にべったりとつく家具よりも足の長い家具の方が、床が見えることで空間を広く感じるからです。
この理論で言うと、床に物を置かないことや、カーペット・ラグの面積を小さくして床面を多く見える状態にすることも、部屋を広く見せるポイントになります。
足の長い家具は、掃除がしやすいことやカビの発生を防ぎやすいこともメリットです。
狭小住宅に限らず、部屋を大きく見せたい場合に活用できるアイデアと言えるでしょう。
狭小住宅は、その言葉のイメージからデメリットを感じる方もいるでしょう。
しかし、住んでみてはじめて実感するメリットも多いです。
家を建てる際、同じ予算で考える場合、都心に近い人気エリアの狭い土地を選ぶか、それとも都市部から少し離れた広めの土地を選ぶかの2通りの選択肢があるでしょう。
多少、購入できる土地が狭くても、アクセスの良さを一番に考えた場合、その利便性の良さを実感できるというメリットがあります。
駅から近いために通勤時間が短くなった、周辺に商業施設が多くて買い物がしやすくなったなど、暮らしの利便性が高まるケースが多いです。
狭小住宅は狭い土地に建てることができるため、そのぶん土地の取得費用は安く済みます。
都市部で限られた予算内で家を建てたい場合に、ぜひ取り入れたい選択肢と言えるでしょう。
家を建てる際は、建築後にかかるお金のことも考えなければなりません。
固定資産税は、毎年必ず発生する費用であり、これは土地の敷地面積が広くなればなるほど高くなります。
狭小住宅の場合、敷地面積はさほど大きくないため、そのぶん固定資産税も安くなるでしょう。
また、自治体によっては、狭小住宅は「小規模住宅用地」の扱いとなり、一般的な大きさの家よりも税金が安くなる可能性があります。
家自体がコンパクトでさほど仕切りもない狭小住宅なら、掃除やメンテナンスといった手入れが楽に行えます。
休日の大半が掃除に費やされるといった心配も少なくなるのではないでしょうか。
大きな家に比べると、外壁や屋根などの修繕費・維持費にかかるお金も安く済み、その後の生活を総合的に見るとメリットを感じる部分も多いです。
狭小住宅の場合、床面積を確保するために3階建てを選ぶ方が多いです。
周囲よりも少し高い位置に部屋があると、たとえ隣家がすぐ横に迫っていても眺望が良く、気持ちの良い景色を眺めることができるでしょう。
思い切って屋上テラスを設けるのもおすすめです。
見上げると空しかない空間は、まさに開放的。周囲の目を気にすることなく、気軽にのびのびと日向ぼっこ等ができます。
狭小住宅は、工夫次第でいくらでもおしゃれにすることが可能です。<br />
コンパクトだからこそ、家を建てる人のこだわりがぎゅっと詰まった、個性的な雰囲気も出しやすく、間取りの工夫によって狭さを感じにくい空間にもなります。<br />
おしゃれな狭小住宅を建てる際は、経験豊かな工務店やハウスメーカーがおすすめです。<br />
これまでのノウハウをしっかり活かした家づくりをしてくれる会社に依頼すると、より安心し満足度の高い家となるでしょう。