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住宅の駐車場をバリアフリーに!車椅子でも利用しやすい工夫を紹介します
2024/01/22
近年、バリアフリー住宅が主流になりつつあり、段差のない住宅が増えてきています。
そのため、車椅子の方、ご高齢の方といった歩行困難者にとっても室内で快適に暮らせる環境になっています。
しかし、家の外構にまでバリアフリーを徹底している住宅はまだまだ少ないかもしれません。
杖や車椅子の使用者にとっては公共交通機関より自家用車の方が便利で、移動は自家用車という方も多くいらっしゃいます。
そのため、駐車場もバリアフリーにすることは大切なことなのです。
この記事では、車椅子利用者のために駐車場をバリアフリーにする方法を紹介していきます。
駐車場をバリアフリーにするための設計に際しては、次の4点に気を配りましょう。
玄関から駐車場までの動線はできる限り短くしましょう。
手すりを利用すれば一人でも駐車場に行ける場合、手すりの設置も一つの手です。
悪天候の日も考慮に入れ、車を乗り降りする場所と玄関をできるだけ近くに配置すると良いでしょう。
玄関から駐車場までスロープ移動できるようにし、段差をなくすと良いでしょう。
スロープには一定の勾配を設ける必要があるため、ある程度の長さが求められます。
また、縁石などを設置し、スロープからの脱輪を防ぎましょう。
敷地内でどうしても高低差ができてしまうのであれば、昇降機を取り入れることも検討してみても良いかもしれません。
土間コンクリートの駐車場は車椅子利用者におすすめです。
石材やタイルといった素材は雨で滑りやすくなるため、できるだけ避けた方が良いでしょう。
また、砂利の場合は車椅子のタイヤがはまりやすいので注意が必要です。
土間コンクリートは施工費用が安く、車椅子もうまく走るので最適な床素材と言えます。
駐車場には屋根を設置するようにしましょう。
外構工事において、駐車場に設置する屋根は「カーポート」と呼ばれます。
ショッピングモールや高速道路のサービスエリア等の身障者優先駐車場に屋根があるのを見たことはないでしょうか?
車椅子利用者は、自動車から車椅子を取り出さなければならないので、乗り降りに時間がかかります。
車椅子に移る前に座面が雨で濡れることも考えられます。
その間に傘をさすのも介助者の負担になるので、自宅の駐車場に屋根があれば非常に便利ですね。
ここまでご紹介した4つの条件を満たす駐車場として、「ビルトインガレージ」があります。
ビルトインガレージと聞くと、導入コストが高価なイメージがあるかもしれません。
しかし、都市部において、駐車場を借りるよりも最終的には安上がりになる場合や、延べ床面積に含まれないことによる税金対策にもなる場合があり、すべてのケースで高価とは言えないのです。
ビルトインガレージを導入したいのであれば、家づくりの早期段階から建築会社に相談してみることをおすすめします。
どういった点が生活する上で不便なのかは使う本人でないと分かりにくいため、住み始めてから後悔しないためにも、問題点と解決策をしっかりと話し合える施工業者を選びましょう。
住宅の外構がバリアフリーであれば、車椅子や杖を利用する方にとって、日々の生活がより豊かになるものです。
住宅の駐車場をバリアフリーにする4つのポイントは、①玄関からの動線を短くし、②段差は設けず、③土間コンクリートを取り入れ、④屋根を設置することです。
また、以上の4つのポイントを満たすには、ビルトインガレージという選択肢があります。
どこかしら不便な点があると、外出すらおっくうになる可能性もあります。
外構のバリアフリー化を実現し、家族全員が快適に過ごせる環境を実現しましょう。
また、バリアフリー化の計画については、家づくりの早い段階から住宅の専門家に相談しておくことが重要です。
家の駐車場を含む家づくりでお悩みの方は藤島建設までご相談ください。
藤島建設では豊富な家づくりの実績を背景にして、お客様のご要望やライフスタイルにあったご提案やサポートをさせていただきます。
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