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第19回トリプルまきフェスタ(いわて文化大使68)

2025/10/10

くずまき高原で開かれた「第19回トリプルまきフェスタ」に参加しました。
森の恵みをいただき、薪でお米を炊き、午後は薪積み選手権へ。木の循環と人の輪を、子どもたちと一緒に確かめた二日間でした。

目次

ワイン片手に語る 企業として何をすべきか

「薪」と「牧」と「巻」 森の恵みをいただく

午後は薪積み選手権 高さと段取りの勝負

ワイン片手に語る 企業として何をすべきか

前日は、企業の森に関わる仲間が集まり、葛巻の名産ワインを味わいながら懇親と議論を深めました。

きっかけはゴルフコンペですが、主題は明快です。

「ミルクとワインとクリーンエネルギーの町」—食料もエネルギーも自給率100%超を実現する自立循環型の町、葛巻から、私たちは何を学ぶべきか。

調達、物流、現場運営、そして日々の電力の使い方まで、会社のふるまいを森の循環とどう結び直すかを話し合いました。

数字を追う前に、まず続けられるやり方を選ぶこと。社員が誇りを持てる物語にすること。

そんな合意が静かに育っていきました。

「薪」と「牧」と「巻」 森の恵みをいただく

フェスタ当日は、林内の整枝や間伐材を安全に収穫するところから始まりました。

子どもたちはチームで役割を分け、薪をテンポよく運び、大人は安全を見守り、声かけとサポートに徹します。太さや乾き具合を見極める目が、作業の中で自然と育ちます。

昼食の米は、この薪を窯にくべて炊き上げました。

湯気と木の香りが重なり、森が食卓に帰ってきたようでした。

「使い、育て、また還す」という循環を、皆で共有するランチタイムです。

 

午後は薪積み選手権 高さと段取りの勝負

土台づくり、重心の取り方、手渡しのテンポ、どれも段取りが命。「急がば回れ」を体で覚える、実践の授業でした。

崩れそうで崩れない積み上げた薪に、会場から思わず歓声が上がります。遊びのようでいて、安全と効率の要点がぎゅっと詰まっています。

家づくりの現場でも、基礎と連携が品質を決めることはまったく同じことです。

 

来年もこの場所で、また新しい学びを積み上げたいと思います。

 

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