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仙台/岩手出張2026
2026/04/04
4月に入ったとはいえ、東北ではまだ冬の名残が色濃く、春と吹雪が同居するような3日間の出張から昨日戻りました。
今回は、初日の仙台、2日目の岩手沿岸部、そして3日目の葛巻と、移動距離もなかなかの行程でしたが、それぞれに意味のある訪問になったと思います。
お施主さまへの提案力を高める学びもあれば、地域の産業に触れる機会もあり、さらに私どもの住まい造りの根幹に関わる大切な節目にも立ち会うことができました。
あらためて、家づくりの質は現場・素材・人とのご縁の積み重ねで決まるのだと感じています。
初日は仙台を訪問し、和以美さまの仙台DIYスタジオにて見学と担当者との打合せをしてきました。
今回の訪問は、和以美の田中社長にご紹介いただいたことがきっかけです。お施主さまへの提案内容の向上につながるヒントがあると足を運びました。
実際に拝見すると、単なる展示ではなく、暮らし方の提案や木の見せ方、使い方まで含めてよく考えられており、学ぶ点が多くありました。
正直なところ、少し見れば十分だろうと思っていたのですが、見れば見るほど学ぶことが多く、ご担当者さまとの住まいのこだわりについて、お話はつきません。やはり現地に足を運ぶことは大事だと感じました。
写真や資料だけでは分からない空気感、寸法感覚、素材の相性など、そうしたものはやはり現場でしかつかめません。スタッフにも共有しながら、今後の提案に活かしていきたいと思います。

和以美さま仙台DIYスタジオ

和以美ご担当者さまとのミーティング


仙台での視察を終えた後、北上近郊で所用を済ませ、そのまま宿泊、2日目は岩手沿岸部へ向かうため、まず盛岡まで電車で移動し、取引先の方と待ち合わせをしてから車で沿岸部へ向かいました。

この移動中に、まさかの季節外れの吹雪です。4月とは思えない天候で、東北の自然の厳しさをあらためて感じました。
道中の景色も一気に白くなり、車の移動はなかなか緊張感のあるものになりましたが、こういう予想外の出来事も出張の一部だと思います。
取引先の方には移動や段取りでお世話になり、無事に目的地までたどり着くことができました。あらためて感謝したいと思います。

岩手沿岸部での目的については、申し訳ございません、企業秘密です。
ただ、その道中で宮古の市場に立ち寄り、昼食も兼ねて地域の魅力に触れることができました。
市場には新鮮な海の幸が並び、毛ガニが宮古の名産品であり、本州一の漁獲量だということも知りました。大好きなホヤも販売されていて、思わず足が止まりました。こうした市場には、単なる物販以上に、その土地の暮らしや誇りが詰まっているように思います。
住宅も同じで、その土地ならではの素材や文化、気候を理解してこそ、本当に地域に根ざした提案ができるのではないでしょうか。少し寄り道のようでいて、実はこういう時間も大事なのだと思います。



3日目は葛巻へ向かいました。
ご承知の通り、私どもの住まい造りに使う構造材は葛巻産です。その大切な構造材に関わる工場が、品質と生産効率の向上を目的として新設されることになり、その地鎮祭に参加してきました。
これは私どもにとっても大変意義のあることです。品質を安定させること、生産効率を高めること、その両方はこれからの住まい造りに欠かせません。
もちろん、効率だけを追えばよいという話ではありません。むしろ品質をしっかり守るために、どう体制を整えていくかが大切だと思っています。
地鎮祭の場に立つと、あらためて多くの方の力で家づくりが支えられていることを実感します。山で育つ木、それを扱う人、加工する人、運ぶ人、そして現場で形にする職人たちなどなど、誰ひとり欠かせない存在です。
私たちも、その価値をきちんと理解し、お施主さまに信頼していただける住まいとして届けていく責任があると感じました。

前日の雪が残る地鎮祭会場


くずまき工房社長による玉串奉奠