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寄付(いわて文化大使70)
2026/06/13
梅雨入り前の葛巻町は、緑が一段と濃くなり、山の空気も少しひんやりしていました。
今年も例年通り、葛巻町の植樹祭に参加してまいりました。
お施主さま、新入社員、子供たち、関係者のみなさまなど、200名をこえる方々と一緒に、山の恵みに感謝する時間となりました。
今回は植樹祭、寄付、そして現地で進んでいる上棟の様子などを通して、あらためて「木を使う責任」と「地域とのつながり」を感じた一日でした。
今年も葛巻町で植樹祭が開催されました。
お施主さま、新入社員、子供たち、そして地域のみなさまなど、200名をこえる方々が集まり、山の中で苗木を植えました。
植樹という作業は、派手なものではありません。
土を掘り、苗を置き、また土をかぶせる。
一つ一つは小さな作業ですが、これが10年、20年、さらにその先の森につながっていくと思うと、やはり大切な時間だと感じます。
植樹で汗を流した後の昼食は、葛巻らしく「くずまき高原牧場牛乳」で乾杯。
そして、くずまき牛での焼肉でした。
山の恵みに感謝したあとに、葛巻の恵みをいただく。
これもまた、葛巻の楽しみの一つです。
当社は木造住宅を造る会社です。
だからこそ、木を使わせていただくだけでなく、山に返していくことも忘れてはいけないと思っています。
新入社員にとっても、住宅の柱や梁になる木が、最初はこうした山の中で育っているということを肌で感じる、よい機会になったのではないでしょうか。

子供たちと一緒に植樹

お施主さまと

当社新人スタッフも

乾杯は酪農の町らしく牛乳

植樹祭にあわせて、葛巻町長へ寄付をさせていただきました。
当社の埼スタに隣接する生産管理センター、いわゆるプレカット工場では、葛巻産のカラマツを利用した材木で、建物の柱や梁を加工しています。
加工の際には、どうしても端材が出ます。
その端材も無駄にすることなく、工場の前に置き、近隣のみなさまに再利用していただけるようにしています。
その際に「森林育成のために」と募金箱を設置しているのですが、今回、そこに集まったお金を葛巻町に寄付させていただきました。
小さな積み重ねではありますが、木を使う会社として、こうした循環を続けていくことに意味があると思います。
端材を使ってくださる地域のみなさまにも、あらためて感謝申し上げます。
正直なところ、募金箱にお気持ちを入れてくださる方がいること自体、とてもありがたいことです。
木材を通じて、埼玉と葛巻が少しつながっているようで、うれしく感じました。

葛巻町役場にて鈴木町長(左)と觸澤副町長(右)
以前のブログでも紹介しましたが、葛巻町で進めている現地製材工場の工事が、ちょうど上棟のタイミングでした。
仙台/岩手出張2026 参照
大きな足場が組まれ、クレーンで木材が吊り上げられ、職人のみなさんが声をかけ合いながら作業を進めていました。
現場には、図面だけでは伝わらない迫力があります。
この工場が動き出すことで、葛巻の木をより良い形で活かす流れが、さらに整っていくことを期待しています。
山で育った木が、製材され、加工され、やがてお施主さまの住まいの柱や梁になる。
その一連の流れを近くで確認できることは、当社にとっても大きな意味があります。
もちろん、すぐにすべてが変わるわけではありません。
しかし、品質を高め、無駄を減らし、最終的には価格にも良い形で反映できるようにしていきたいと思っています。

足場も組みあがり

無事上棟
葛巻町では、森林育成に賛同している法人による「企業の森」という活動があります。
20年前に藤島建設ともう一社、2社で始まった活動も、今では10社になりました。
木の育成のための大応援団です。
今回はその「企業の森」の担当者のみなさんと、親睦を兼ねたゴルフも行いました。
長く続けてきた活動の中で、こうして企業同士のつながりが広がっていることは、とてもありがたいことだと思います。
ただ、ゴルフカートには熊出没の注意喚起の表示が出ていました。
昨今の熊被害はニュースでも多く取り上げられていますが、実際に現地で表示を見ると、決して他人事ではないと感じます。

山に入るということは、自然の恵みに触れることであると同時に、自然の厳しさにも向き合うことです。
植樹祭も、仕事も、そして親睦の場も、安全があってこそ成り立つものだとあらためて思いました。
木を使う会社として、山を守る活動に関わることは、とても大切な責任だと思います。
そして、それは品質や価格だけでなく、お施主さまに安心して住まいを届けることにもつながっていきます。
葛巻町のみなさま、関係者のみなさま、そして参加してくれた社員のみなさんに感謝いたします。
これからも、地域と森と住まい造りをつなぐ活動を、無理なく、しかし確実に続けていくつもりです。