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3階建ての魅力と後悔しないためのおすすめ間取りとは?

2023/09/30

これから家族が増える予定があったり、多少都市部から離れても広い家に住みたいと思ったり。
家の広さは、住み心地を左右する大きなポイントになりますよね。
 

なかには、「3階建て住宅ってどうなの?」と考える方もいるでしょう。
 

しかし、3階建て住宅にしてどのくらいの人数が住めるのか、住み心地はどうなのかなど、気になる点も多いのではないでしょうか。
ここでは、3階建て住宅の魅力やあらかじめ知っておきたいポイント、メリットを感じやすい人などの例をあげ、おすすめの間取りとともに紹介いたします。

目次

3階建ての魅力

3階建てで後悔しがちなこと

3階建てに向いている人とは

3階建てを建てる際の注意点

3階建てで取り入れたいおすすめ間取り

まとめ

3階建ての魅力

3階建て住宅の大きな魅力は、敷地を有効活用できる点ではないでしょうか。具体的に見ていきましょう。

生活スペースが増える

3階建て住宅は、田舎ではあまり見ることはありません。
しかし、都市部になると珍しくなく、あちこちで目にするでしょう。
それは、都市部の方が土地の価格が高いことが影響しています。
3階建て住宅は、敷地面積が小さくても生活スペースを広くとれる、土地を有効活用できる点が魅力です。

日当たりや眺めがいい

周囲の環境にもよりますが、3階建ては2階建てよりも遮るものが少なくなり、日当たりや風通し、眺望が良くなります
テレビやFMのアンテナの感度が高まるという声も。

日当たりが良いと、家の中でも気持ち良く過ごしやすく、3階の窓や屋上から見える景色も違ってきます。
特に、屋上からは遠くまで見通せる見晴らしの良さに満足感が高まる方も多いです。

目的別にフロアの使い分けが出来る


3階建てなら、住居として用いる以外にも、さまざまな活用ができます
たとえば、1階にはガレージを設けて駐車スペースや趣味活動のスペースにするのも良いでしょう。
起業したい方は、店舗や事務所として活用する方法もあります。

また、3階建ては2世帯住宅としても活用しやすいです。
2世帯住宅と聞くと、大きな敷地に大きな家というイメージを持つ方も多いですが、そればかりではありません。
3階建てなら、フロアを使い分けて空間を仕切り、親世帯と子世帯がちょうど良い距離感を保ち同居することも可能です。

水害リスクが軽減される

昨今は、大雨による浸水被害が各地で起こり、たびたびニュースにもなりますね。
運悪く浸水してしまった住居を見て、他人事ではないと感じる方は多いでしょう。

水害は、後の生活にも大きなダメージを与えます。
命を守ることが最優先ですが、家財や貴重品、家族にとって大切なものをできる限り守りたいと誰もが思うでしょう。

3階建て住宅で主な居住スペースを2階と3階にしておくと、もし浸水が起こったとしても被害を最小限に防げます
平屋の住宅と比較すると、高い位置に避難できるという安心も得られるでしょう

3階建てで後悔しがちなこと

3階建て住宅を検討している方なら、デメリットや後悔しがちなポイントも気になりますよね。
良い部分と後悔しがちな部分の両方をよく把握して、慎重に検討していきましょう。

階段の上り下りが大変

1階から3階までを頻繁に行き来するような間取りだと、その都度階段を上がり下りするのが負担になってくる可能性があります。
特に、年齢を重ねたり足腰が弱くなってきたりすると、不自由さを感じやすくなるでしょう

せっかくの3階建ても、上がり下りの負担によって十分な活用ができなくなる恐れもあります。

建築費が高くなる

同じ敷地面積の土地に2階建てを建てるのに比べて、3階建ては建築費が高くなる傾向にあります
なぜなら、2階建てよりもフロアが増えて工期が長くなるからです。

工期が長ければ、そのぶん人件費もかかります。
仮住まいで生活する日数が増え、建築費以外の出費も増えるでしょう。

空調効率が悪い

3階建ての場合、家の中でフロアごとに温度差が生じやすいです。
暖まった空気は上に行き、冷たい空気は下に行きやすいことや、上階の方が日当たりを確保しやすいことが関係しています。
そのため、夏は3階が暑すぎる・冬は1階が寒すぎるといった状態も起こり得ます

2階よりも揺れを感じる


2階建てに比べると、3階建ては揺れを感じやすいとされています。
しかし、3階建て住宅の建築には構造計算が義務づけられており、耐震性能は高いです。

ただ、地震などが起きた場合、建物が受けるエネルギーは重量があるほど大きくなることから、2階建てに比べると揺れを感じやすいのは仕方がないことです。

3階建てに向いている人とは

ここまでの解説を踏まえ、3階建てのメリットを感じやすい人・向いている人の特徴をまとめて紹介します。

家を複数の用途や世帯で使いたい人

家を住居用としてだけではなく店舗や事務所として使いたい人、2世帯住宅として使いたい人には、3階建て住宅がおすすめです。
敷地が大きくなくても、フロアごとに仕切って使いやすいため、活用法は色々と考えられるでしょう。

利便性の高い場所に家を建てたい人

都市の中心地に近づけば近づくほど、利便性は高くなる反面、土地の価格も高くなります。
そのため、地方で家を建てる場合と比べて購入できる土地は狭くなるでしょう。

3階建て住宅は、狭小地でも生活スペースをしっかり確保できる点が大きなメリットです。
アクセスしやすい利便性の高い人気エリアに家を建てつつ、家の広さにも妥協したくない方は、その両方を叶える形とも言えます。

マイカーを持っている人

車を保有している場合、台数分の駐車スペースの確保が必要です。
つまり、戸建てを購入する方は駐車スペース用の土地も含めて購入するか、月極め駐車場を契約して駐車スペースを確保しなければなりません。

しかし、こうなると、そのぶん広い土地を購入したり駐車スペースに毎月支払う費用が発生したりと、支出も増えます。

1階部分がガレージになっている3階建て住宅にすると、駐車スペースの確保について考える必要はなくなります。
屋根付きの駐車場で家への出入りも楽に行えることから、荷物の搬入出が楽になったり、雨の日でも濡れずに車に乗れたりといったメリットも生まれます。

将来的に引っ越しをしても問題ない人


足腰が弱くなると、3階までの上り下りが辛くなってくる可能性があります。
その時のことを考えて1階部分で生活が完結するような間取りにしておくという手もありますが、もう1つの選択肢として将来はその時の身体の状態に合う物件へ引っ越すという方法もあるでしょう

いずれ年を重ねて階段が辛くなってきたときは引っ越せばいい、と考えている方もいますよね。
そういう方は、今現時点での住み心地を重視して3階建てに住むのも良いのではないでしょうか。

3階建てを建てる際の注意点

3階建てを建てる場合は、2階建てとは異なるルールや注意点を把握しておきましょう。
後悔をしなくて良いように、こうした注意点も踏まえて検討を重ねることをおすすめします。

建築法の基準や建物に関するルールが厳しくなる

3階建て住宅と2階建て住宅は、ただ建物の高さが違うだけではありません。
平屋や2階建てでは当てはまらないような法令上の制限が発生し、そのルールに基づいて建築されています

軒高が9mを超える建物や、3階建ての建物などの構造物の建設には、構造計算を行って安全性を確保しなければなりません。
また、高さ10mを超える家では、地域によっては日影制限が設けられている場合も。
火災時に備えて、非常用進入口の設置も義務付けられるなど、建物に関するルールが増えます。

建物全体で空調計画を立てる

3階建ては空調効率が悪くなりやすく、1階と3階部分で温度が大きく異なることも珍しくありません。
加えて、各フロアや居室内が小さくなりがちで、空気の流れも作りにくいのです。

各フロアで空調計画を立てたり、外気の影響を受けにくいような断熱性能の高い家を建てるなどの対処を考えていく必要があるでしょう。

藤島建設の3階建てでは、断熱性の高さに加えオリジナルシステムである「ゼンカン」を採用している点が特徴です
家庭用のエアコンと送風システムの組み合わせによって、1階から3階まで効率よく快適に。
暑さや寒さに悩むことなく、家のどこにいても気持ち良く過ごせます

事前に地盤調査をする

2階建てや平屋に比べて、3階建てはどうしても建物全体が重くなります。
土地の購入時には、地盤調査を行って強固な土地かどうかを確認することが後の安心にもつながるでしょう。

もし、地盤に不安がある場合は地質改良によって改善することも可能です。
調査や地盤改良には費用もかかるため、事前に準備をしておきましょう。

メリットやデメリットをよく整理したうえで検討する

住み始めてから「やっぱり2階建てにしておけば良かった」などの後悔をしないためにも、先程ご紹介した注意点や後悔しがちなポイントをよく把握して、メリットと見比べながら検討を重ねましょう

デメリットよりもメリットが大きければ、ある程度の不自由さは気にならないかもしれません。
しかし、毎日の生活でストレスになるほどデメリットを強く感じる可能性がある場合は、他の方法にも目を向けながら総合的に判断していく必要があります。

3階建てで取り入れたいおすすめ間取り

家の間取りは、住み心地を左右する重要なポイントになります。
特に3階建て住宅の場合、間取りによってデメリットの部分を感じにくくしつつメリットを存分に活かすことにもつながるため、実際の生活をイメージしながら慎重に決めていきましょう。

1階部分をガレージにする

既に自家用車を保有している場合や、これから保有する予定のある場合、子どもが免許を取得した場合に備えて、1階部分をガレージにしておくと便利です。

ガレージは、駐車スペースとしての使い方だけでなく、DIYを楽しんだりアウトドアグッズを収納したり、倉庫として活用したりと、用途はさまざまです。
車を停める必要がない間も、活用の仕方によっては無駄になることはないでしょう。

生活動線・家事動線を意識した間取りにする

3階建ての上り下りは、若い人でも頻度によっては負担に感じやすいです。
日に何度も階段を上り下りしなくても良いように、毎日の暮らしを考えた間取りを意識しましょう

家事動線をスムーズにするために、できればキッチンやダイニング、リビング、バスルーム、洗濯機、洗面所は同じフロアに置きたいところですが、広さによっては難しいかもしれません。

この場合は、キッチンのそばに洗濯機を置くだけでも、家事の手間が変わってきます。
洗濯機は、洗濯干し場の近くに置くのもおすすめです。

トイレは、リビングの近くと、各居住スペースに近い場所にあると便利でしょう。
夜中にトイレに行きたくなったとき、階段を上り下りするのではなく、同じフロアにあるとストレスを感じにくくなります。

採光の工夫で室内を明るくする

3階建ては都市部などの住宅密集地に選ばれやすいことから、プライバシーを配慮した間取りにするのも重要なポイントです。
そのため、なかなか外部に向けた大きな窓を設置しにくく、採光の工夫も必要になってくるでしょう。

中庭や、吹き抜け、天窓などは、3階建ての採光方法としてよく選ばれており、プライバシーを守りながら家のなかを明るく保つことが可能です。

ロフトやスキップフロア、屋上の有効活用

せっかくの3階建てですから、眺望の良さや開放感を存分に感じる屋上スペースも有効に活用しましょう。
屋上空間は、子どもの遊び場や庭園、物干し、リラックスエリアなどさまざまな活用の仕方があります

1日の終わりに、屋上でお酒を嗜んだり、天気の良い日に日向ぼっこをしたり。
友人と一緒にバーベキューをしたりなど、楽しみ方は人それぞれ。
3階建ての良さを感じやすい、お気に入りのスペースになるのではないでしょうか。

場合によっては各フロアが狭く感じやすい3階建ても、ロフトやスキップフロアを設けると空間の有効活用が可能になります。
スキップフロアのある家は、開放的で使い勝手もよく、ちょっとした趣味活動の場や子どもの勉強スペースにもなるおすすめの間取りです。

まとめ

「3階建て住宅って本当に住み心地は良いの?」「3階建てを建てたあとで後悔したくない」と、興味がありつつ悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
あらかじめ、その良さと検討すべき点をよく把握し、総合的に考えて判断することが、後悔を少なくするポイントになります。

一見、デメリットになりやすい部分も、設備や間取りの工夫によってはさほど気にならなくなることもあるため、実績が豊富な工務店に相談することで悩みが解消する可能性も考えられます。
ぜひ、住み心地の良さを実感する方が多い、藤島建設の3階建てを検討してみてはいかがでしょうか。

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