shere

close

blog

「愛犬家住宅」を目指すあなたへ。犬と暮らす家づくりのヒントと理想の間取り

2023/08/04

「愛犬にとっても良い家に住みたい」という気持ちは、愛犬と一緒に暮らす飼い主さん共通の願いではないでしょうか。人間にとって快適な住まいと、犬にとっての快適な住まい。
この違いがはっきりしていないと、犬と暮らす家の間取りも決めにくいですよね。ここでは、犬の好きなことと嫌いなことをご紹介した上で、犬にとっての理想的な家を考えていきます。
これから愛犬と暮らす家を考える方は、ぜひ家づくりのアイデアに取り入れてみてはいかがでしょうか。

目次

愛犬の好きなこと・嫌いなこと

犬と暮らす家づくりのために知りたいポイント

犬と暮らす家のおすすめの間取りアイデア

犬と暮らす家と間取りの工夫

藤島建設の犬と暮らす家の事例

まとめ

愛犬の好きなこと・嫌いなこと

愛犬とともに暮らす家づくりでは、まず犬の好きなことと嫌いなことを理解しておくことが大切です。
相棒のように一緒に暮らす愛犬がいる飼い主さんなら、もう既にご承知かもしれませんね。

1 犬の好きなこと

お散歩!

「行こう!」という飼い主さんの声かけに、すかさず反応して嬉しそうな姿を見せるワンちゃんは多いですね。
外の世界は犬にとってワクワクする世界。においを嗅いだり、他の犬に挨拶をしたり。もちろんお散歩は犬にとって欠かせない運動であり、ストレスの発散方法でもあります。

飼い主さんとの遊び

ボールを持ってきたり、ロープを引っ張りあったり。飼い主さんと遊ぶひとときは、犬にとって楽しく大好きな時間です。
家の中やお庭にちょっと余裕があれば、遊びのバリエーションも広がりますね。

自分だけの安心できる場所

犬には、プライベートな場所も必要です。
本能的に、暗く狭い場所を好む傾向にあり、体調が悪い時や怖い思いをした時などはこうした場所に逃げ込みます。
「いつも一緒のベッドで寝ているから」とプライベートな場所の必要性をあまり感じない飼い主さんもいます。
しかし、愛犬にとっては自分だけのお気に入りの場所があった方が、より快適になると考えられます。

窓の外を眺めること

好奇心たっぷりな犬なら、家の中にいても外のことが気になってしまいます。
窓の外を眺めて景色を見たり、通りすがりの人に反応したり。網戸にしてあると、外の風やにおいを感じて夢中になって眺めているかもしれませんね。

2 犬の嫌いなこと

1人で過ごすこと

犬はもともと群れで生活をしてきた動物です。そのせいか、ひとりになるのが寂しくてお留守番も「本当は苦手…」という子が多いそう。
家族がいる時間は、犬もその場にいれるように、リビング等にはペット用ベッドやクッションなどを置いてあげると良いですね。

暑いのが苦手

犬は汗をかきません。体温の調節は、口を開けて舌を出し、ハァハァと息をして熱を放出しています。しかし、汗をかける人間よりも暑さには弱く、熱中症にもなりやすいため要注意。
アルミマットや大理石マットなど、お腹がひんやり冷たく感じるようなマットがあると暑さも軽減できるでしょう。
1人でお留守番をさせる時は、熱中症にならないような対策が必要です。

犬と暮らす家づくりのために知りたいポイント

犬と暮らす家づくりでは、人だけでなく犬にとっても快適であるよう気を配りたいものですね。具体的に何をどう工夫すれば良いのか、そのポイントをご紹介します。

落ち着ける居場所をつくる


暗くて狭い場所が落ち着けるという犬の特徴を理解して、犬のプライベート空間をつくってあげると良いでしょう。
わざわざ家の中にハウスを建てなくても、階段下などのデッドスペースを上手に活用すると無駄がありません。
できれば、家族の集まるリビングが見える場所が犬にとっては付かず離れずの位置でちょうど良いでしょう。

動き回れる動線にする


ドッグランのような広々としたスペースを作るのは、よほど広さに余裕がないと難しいですよね。
そんな時は、犬がはしゃいで走った時に駆け抜けられるような動線をつくるのがおすすめです。
行き止まりになるような邪魔なものを置かないようにしよう、といった工夫でOK。回遊動線ができると、犬も室内で走り回れます。

ストレス解消・運動できる環境をつくる


犬はほぼ毎日の散歩で、ある程度運動も確保できますが、1日のうち多くを過ごす家の中でも運動ができるとストレスの解消につながります。
家中どこでも遊べるようにするのは難しいですが、ペット用の遊び場があれば家の中でも思いきり楽しめそうですね。

足に負担がかからないように工夫する


ワックスがかかったピカピカの床は、犬にとってはあまり良いものではありません。床で滑って怪我をする危険があるからです。
愛犬のことを考えると、床はコルク材を使用した少し柔らかみのあるものや、滑り止め効果のあるペット用のコーディングで対策するのがおすすめ。
床にグリップ感があると、犬も安心して動きまわれるでしょう。

ペットフェンスで危険から守る


家の中でも、特に危険がつきまとうのがキッチンです。刃物や火を扱う場所だけに、犬が立ち入って万が一のことがあると大変ですね。
また、玄関からの飛び出し防止など、安全面に気を付けるべき場所はあります。ペットフェンスを設置してしつければ、犬も「ここから先は入れない」と理解してくれるでしょう。

犬と暮らす家のおすすめの間取りアイデア

犬と暮らす家の間取りにこだわりたい方は、以下のアイデアを取り入れてみてはいかがでしょうか。

玄関土間収納・シューズクローク


犬の散歩を終えて帰宅すると、足やお腹が泥だらけ、雨に濡れてびしょびしょ、なんてことも多々ありますね。
玄関土間は土や水に強いため、泥んこで帰ってきたとしてもお掃除がラクです。ペットシンクを置いておくと、汚れてしまった足もすぐに洗えます。
ペットキャリーやリードなど、犬との外出で必要になるアイテムは玄関土間に置いておくと効率的。シューズクロークのような棚があると整理もしやすいでしょう。
土間は夏でも冷たくて気持ち良いせいか、暑さを逃れるために犬が好みやすい場所でもあります。

土間リビング


土間リビングの良いところは、家の中でありながら庭やウッドデッキとつながった屋外のような開放感ではないでしょうか。
その良さを取り入れるべく土間リビングを間取りに加える方は多いですが、愛犬がいる家庭では特におすすめです。
土や泥汚れが落ちやすく、犬にとっては滑りにくい土間リビング。散歩から帰った犬のお世話がしやすく、家の中で遊ぶスペースとしても活用できます。

ワンちゃん専用スペース


いつでもくつろげる愛犬専用スペースがあると、気分に合わせて出たり入ったりできます。
これから家づくりを計画する場合は、あらかじめどこに設けるのか決めておいても良いでしょう。
隠れ家のような場所で落ち着きやすい子が多いため、階段下やスキップフロアなどがおすすめです。

ドッグラン


自宅のお庭にドッグランがあると最高ですね!
わざわざドッグランまでお出掛けしなくても、いつでも外で思いっきり走らせてあげられます。
安全のために、ドッグランの周囲には柵を設けて、地面は芝や人工芝などを敷きましょう。

中庭


中庭もまた、犬にとって気分転換できリラックスしやすい場所になります。
中庭は、気軽に外の空気や音、日差し、においなどが感じられる場所。周囲を囲う壁などが安心感をもたらしてくれるでしょう。

自由に動き回れる回遊動線


壁やドアに犬用のペットドアがあると、仕切られた空間でも通り抜けられます。
できるだけ自由に動き回れる家なら、雨の日などお散歩ができない日の運動不足解消に役立つでしょう。スキップフロアのある家なら、全体を見渡しながら動ける範囲も広くなります。

外の様子が分かる窓


用事がなくても、何となくボーッと窓の外を眺めるのが好きな犬も多いです。
玄関が見える位置に窓があると、自然と飼い主さんのお見送りやお出迎えをしてくれるようになるかもしれません。
窓は、犬の目線の高さでも問題なく外が見られるくらいの高さにするなど、愛犬が無理な体勢をしなくても良い位置・高さで設置しましょう。

犬と暮らす家と間取りの工夫

犬は適度な運動が不可欠です。特に中型犬や大型犬は室内のみの運動では足らないケースが多く、屋外と屋内の行き来の頻度も高くなるでしょう。
愛犬と暮らしやすい家をつくるなら、屋外との行き来がラクに行えるように考えておくと、後に「やってよかった」と実感するはずです。
具体的にどのような工夫があると利便性を感じやすいのか、いくつかの例をご紹介します。

散歩後に犬の足を洗う場所を造る


お散歩から帰ってきた時の動線を考えてみましょう。
出入り口の候補として考えられるのは、玄関、リビングの窓、勝手口ではないでしょうか。
いずれかの出入り口のそばに、足を洗う蛇口があれば、帰宅後そのまま綺麗にできてスムーズに家の中に入れます。庭にドッグランを設ける予定なら、ドッグランのある場所に蛇口があると便利ですね。

ヒノキチップを活用


ヒノキチップとは、ヒノキの木の幹そのものを細かく砕いてチップ状にしたもので、建材の端材などから作られます。
自然のお役立ちグッズとして、犬のいない家でも消臭剤や虫除けなどに使われますが、特に犬のいる家庭では積極的に活用したいアイテムと言えるでしょう。
ヒノキには、ヒノキチオールという成分が含まれていて、防虫効果や消臭効果が期待できます。犬の死因の多くを占めるフィラリアは、蚊に刺されることで発症するため、ぜひ蚊除けのためにも活用したいところ。犬だけでなく、人間にとっても便利ですね。

屋上や庭をドッグガーデンに


庭に十分な広さがあるなら、脱走防止のフェンスを立ててドッグガーデンやドッグランにしてみてはいかがでしょうか。お庭なら、犬が大好きな穴掘りもできて満足してくれるでしょう。
庭がない場合は、屋上につくるという選択肢もあります。リードをつけなくても屋外で好きに動いて遊ぶことは、愛犬の心身の健康につながると期待できます。

段差は低く階段はゆるやかに


外で運動ができない日のために、室内でも動きやすいように動線を考えるのは大切なことです。
さらに、家の中の移動が安全に負担なく行えるように、動線以外にも考えておきたいポイントがあります。最近の家では、高い段差を見ることが少なくなりましたが、犬にとっても段差は少ない方が負荷が少なくおすすめです。
階段も、できるだけゆるやかな傾斜でゆとりを持たせた方が、負担は少なくなるでしょう。

藤島建設の犬と暮らす家の事例

藤島建設の「愛犬家住宅」は、まさに人間と愛犬の両方が心地よく暮らせる家です。
愛犬のために考え抜いた工夫が満載な「愛犬家住宅」の実際の事例をご紹介します。

埼玉県にお住まいのT様邸のプラン


T様の住まいには、愛犬と子どもが一緒に遊べるドッグランと、トリミングや洗体のできるスペースを設けて「愛犬スペース」としています。この2つは屋外の犬走りでつながっていて、お庭で足が汚れても洗体スペースへ直行できます。
また、愛犬のプライベートな空間が保てるように、汚れに強い素材を用いた専用のお部屋も確保。適度な距離感を保ちながらくつろげるように工夫しています。
広々とした土間スペースは愛犬の足に優しい滑りにくい素材を使用しており、玄関やシューズクロークにもつながる便利な造りです。フルオープンサッシを開ければ、土間テラスともフラットにつながり、より広々と活用することができます。

まとめ

愛犬も快適に暮らせる家づくりにおいて、重要なのは安全であること、そしてより楽しく安心して暮らせることではないでしょうか。
そのためには、犬が好きなこと・嫌いなことをきちんと理解して、間取りの工夫や設備の工夫をしていく必要があります。
藤島建設の「愛犬家住宅」は、愛犬と人間とが心地よく暮らせる事にとことんこだわった住まいです。犬のために「あったらいいな」と思える工夫が満載の自慢の家、ぜひご相談ください。

MODEL HOUSE
LINE追加