shere

close

blog

車椅子生活者の生活を豊かにする家とは?ユニバーサルを取り入れた住宅を!

2023/07/20

ユニバーサルデザインという概念は、車椅子生活者等がより暮らしやすいように、ショッピングモールの障害者用トイレであったり、バスの優先席などに導入されています。

しかし、私たちが普段生活する住宅に関しては、車椅子生活者の快適な生活のための工夫が十分に施されていないのが現状と言えます。

そういう意味では、住宅の設備設計の工夫次第では、車椅子生活者だけでなく介助者にとっても快適な生活を送ることのできる場になる可能性もあります。

この記事では、車椅子生活者が一人でも快適な生活を送ることのできる家づくりについて解説いたします。

目次

車椅子使用者にとって快適な住環境を整えよう!

車椅子使用者の生活をより良くする工夫とは?

まとめ

車椅子使用者にとって快適な住環境を整えよう!

車椅子使用者は、住環境が整備されていればされているほど、一人でできることが増えていきます。車椅子使用者のイメージは、介助者に車椅子を押してもらっている絵が浮かぶかもしれません。

また、パラリンピック等、スポーツで活躍するパラアスリートを目にする機会も増えてきています。

以上のような両極ともいえるイメージにより、車椅子使用者は、介助者が必要か、もしくはアスリートかのいずれかであると想像する方が多いです。しかし、現実には、多数の車椅子使用者が、すべて一人でこなせるわけではないが、いつ何時も介助を必要とするほどでもないという状態なのです。

車椅子生活者が一人で出来ることを増やすことによって、家族の負担が減るばかりでなく、進学、就学、結婚といったこれまではあきらめていた希望への視野も広がるかもしれません。

車椅子使用者の生活をより良くする工夫とは?

では、実際に、車椅子使用者が一人で生活をするためにはどんな住環境の工夫が必要なのでしょうか?

車椅子使用者にとって、立ち作業は困難です。洗濯、掃除、料理といった家事は、基本的に立ってやるものという前提です。

それに応じて、それらに係る製品も立ち作業を前提として設計されます。

ここで、車椅子に座ったままでも家事をすることができる道具の導入を検討することが重要です。

洗濯機はドラム型にしよう
ドラム型の洗濯機は、車椅子生活でも使用しやすいです。縦型の洗濯機であれば、衣類を上から出し入れするため、車椅子生活者にとって、洗濯物を取り出すことが困難なのです。

そこで、乾燥まで行えるドラム型の全自動洗濯乾燥機を使用すれば、上から取り出す必要もなく、さらに干さなくてもいいため、便利です。

ロボット掃除機に掃除してもらおう
ルンバ等のロボット掃除機を導入すれば、掃除を自動でしてくれます。車椅子に乗りながら掃除機をかけるのは大変なことです。

また、車椅子使用者が生活する家は段差がないことが多く、ロボット掃除機の動線をスムーズに確保することが出来るため、使用に向いています。

キッチンはユニバーサルデザインのものにしよう
近年、キッチンメーカーは、車椅子に座った状態でも使えるユニバーサルデザインのものを販売しています。一般的なキッチンでは、シンクやコンロ等に手が届かないため、無理に使おうとすると危険です。

しかし、車椅子対応のキッチンであれば、シンクとコンロの下にスペースが設けられており、ここからキッチンの奥まで手が届きます。このようにして、車椅子に座った状態でも、調理、皿洗い等が可能なのです。

車椅子対応の洗面台とユニットバスを選ぼう
洗面台にも、車椅子対応のタイプがあります。車椅子をシンクの下に入れることができ、洗顔、歯みがき等を容易にさせてくれる洗面台が設備メーカーから出されているため、ぜひ検討してみてください。

お風呂やトイレに関しても、車椅子が通ることができる幅や手すり、補助具などの組み合わせによって、一人ですべてできる場合もあります。これが実現できれば、介助の負担も減少します。

まとめ

家族に車椅子使用者がいないとしても、将来、必要になるかもしれません。万が一、介助が必要になった場合でも、住環境の整備次第では快適に生活することが出来ます。

車椅子使用者のことを考えた住環境は、介助者の負担をも減らしてくれ、生活をより良いものにしてくれます。

藤島建設では豊富な家づくりの実績を背景にして、お客様のご要望やライフスタイルにあったご提案やサポートをさせていただきます。
困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!ご相談はこちらから!

MODEL HOUSE
LINE追加