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3階建てのメリット・デメリット|後悔しないためのおすすめ間取り4選

2023/07/31

3階建て住宅は、敷地があまり広くなくても床面積が確保できる点が魅力の1つ。
実際のところ、住み心地はどうなのか不安に思い迷っていませんか?3階建て住宅は住みにくいと感じる方もいるかもしれませんが、その一方でメリットを感じやすい人もいます。
ここでは、3階建て住宅についてあらかじめ知っておきたいメリット・デメリットを解説し、これから検討をすすめたい方に役立つ情報をご紹介します。

目次

3階建て住宅に向いているのはこんな人

3階建てのメリット

3階建て住宅のデメリット・注意点

快適な3階建て住宅の工夫点

3階建てのおすすめ間取り4選

まとめ

3階建て住宅に向いているのはこんな人

都市部でよく見かける人気の3階建て住宅。どんな人に向いているのかご紹介します。

限られた予算でも都市部に一戸建てが欲しい人


予算に限りがあるけれど、都市部の一戸建てに住むことを諦めたくないと考える人には、3階建て住宅がぴったりです。
ご承知のとおり、土地の価格は地方より都市部の方が高くなります。予算が限られている場合は、理想どおりの広さの土地を購入することは難しいかもしれません。3階建て住宅なら、狭い土地でもある程度の居住スペースを確保することが可能です。家族それぞれが利便性を感じやすい家になるでしょう。

1軒の家を複数の用途で使いたい人


3階建て住宅は自宅としての活用にとどまらず、様々な用途で使いやすい造りになっています。
それぞれの階をどのように使うのかは人それぞれ。フロアごとに使い道を分けると、1軒の家が色々な機能を持つようになるのです。

例えば、3階建て住宅は2世帯住宅としても機能させることが可能です。
共有部分を2階にして、1階部分は親世帯、3階部分は子世帯にすると、それぞれが適度に自分達の空間と生活を保ちながら一緒に暮らしていけるでしょう。

また、小さなお店を持ちたい方は、1階部分を店舗にするのはどうでしょうか。お店が終わったら2階・3階にあがってすぐ休めます。個人事業主や小規模の会社も同様に、自宅の1階部分をオフィスにすることができますね。

自宅で過ごす時間が短い人


3階建て住宅は、自宅で過ごす時間が短い人にも便利です。
狭小スペースに建てることの多い3階建て住宅だからこそ、1つひとつのフロアがコンパクトで機能的にまとまりやすく、お手入れが必要な箇所が少なくて済みます。
自宅でのんびりと過ごす時間は少ないけれど、頑張って働いた分、短い時間でも家で癒されたい!そんな風に考える人にとって、3階建て住宅は狭小スペースでもある程度の空間を持てる、ちょうど良い住まいになるのではないでしょうか。

3階建てのメリット

東京や埼玉などの都心では、3階建てを選ぶ人が少なくありません。その理由は、都会であるからこそメリットを感じやすいからだと考えられます。
具体的に、どんなメリットがあるのか見ていきましょう。

部屋数と床面積を確保しやすい


例え土地が狭くても、建物の階数が増えれば床面積を広げることができます。
3階建てで床面積を広げると、そのぶん部屋数は増えてのびのびとした空間のある家になるでしょう。土地代の高い都心でも、3階建てを選べば窮屈に感じることのない家を建てられます。
憧れのある土地、とにかく利便性の良い土地など、住む場所の選択肢は広がるでしょう。

プライバシーを守りやすい


親との同居や子どものいる家庭では、それぞれのプライバシーを守ることが快適性を高めます。
壁一枚隔てただけの仕切りでは、音漏れが気になることもあるでしょう。家族の個室を1階~3階で分けてしまえば、そのような心配も少なくなります。
勉強や仕事、友人との会話など、それぞれの部屋でプライベートな時間を落ち着いて過ごすには、フロアで仕切りやすい3階建てが便利です。

間取りバリエーションが豊富


3階建てになると、フロアの間取りも色々な組み合わせ方が可能になります。
それぞれの階にどんな部屋を置きたいのか、どんな空間にしたいのか考えて形にしやすいのは3階建てのメリットと言えるでしょう。

屋上を活用しやすい


3階建て住宅に住む人は、屋上の使い勝手や屋上からの眺望に満足している方が多いようです。周囲の環境にもよりますが、住んでみて初めてその魅力に気づく人も多いのだとか。
もしかすると、最高の夜景スポットになったり、打ち上げ花火の穴場観覧スポットになるかもしれませんね。
屋上をルーフバルコニーに整備すると、ちょっとした気晴らしができたり、友人を呼んで語り合ったりできます。そんな自由で素敵な時間も過ごせるのではないでしょうか。

日当たりや風通しを活かせる


建物が立ち並ぶような場所では、日当たりや風通しの問題もあります。
3階建てなら、通常よりも高い場所に窓を配置できるようになり、平屋や2階建てよりも視界を遮るものが減ります。自然光が取り入れやすく、風も通る家ならさぞかし気持ちも良いでしょうね。

水害対策になる


近年は、自然災害のリスクを誰もが肌身に感じるほど、台風や梅雨時期にはあちこちで甚大な被害が出ています。もし水害が発生し、住居のある地域が浸水したとしても、高い位置に避難できる住宅なら安心感が得られるでしょう。
災害時の備えは十分にしておく必要がありますが、3階建て住宅なら例え1階が浸水被害に遭っても2階と3階に居住スペースがあります。復旧作業が必要になったとき、自宅に居住できるスペースが残っていれば、大きな安心につながるでしょう。

3階建て住宅のデメリット・注意点

3階建て住宅は、狭い土地を有効活用できるなど多くのメリットがありますが、一方で建物の高さによるデメリットも生じます。
人によってはこのデメリットが後悔へとつながることもあるため、あらかじめ理解しておきましょう。

階段の昇り降りが負担になる


3階建てになると、当然ながら階段の昇り降りの機会が増え、それが負担になります。
若い頃はあまり気にしなかったとしても、やがて年をとり、足腰が弱くなってきた時に、1階から3階までの移動は大きな負担になるかもしれません。
また、実際に生活をしてみると、掃除機や荷物を持って階段を昇り降りするのが大変だと実感する人もいます。子育て世帯なら、小さな子どもを抱き抱えたまま移動することもあるでしょう。
ただ、これは工夫次第で2階建て住宅とほとんど変わらない程度の負担に抑えることも可能です。シニア世代にさしかかり、子どもが独立した後は1階のみで生活を完結させるなど、老後のことを考えた間取りにしておくと大きな負担にはならないでしょう。

動線が複雑になりやすい


狭い土地に建てられることの多い3階建て住宅では、1フロアに配置できる部屋の数や設備が限られるケースもあります。
家事をしていると、洗濯機のある場所から物干しのある場所までの導線や、台所から食事をとるテーブルまでの導線は、コンパクトにおさめたいものですね。
3階建て住宅の場合、この導線をいかにシンプルにするかが重要です。できるだけ導線が複雑にならないように、実際の生活を想定した間取りを考えていく必要があります。

建物の揺れが大きくなる


建物の強度は、地震などで揺れた時に建物そのものがある程度しなることで保持しています。
細長い3階建ての建物は、平屋などよりも揺れの影響が大きくなり、特に1階部分よりも3階部分の方がよく揺れます。
3階建て住宅の中には、1階部分をビルトインガレージにしているケースも少なくありません。1階部分が空洞で大きな間口を設けるビルトインガレージのある家は、構造上揺れやすいのです。
耐震性については、構造や工法にこだわりのあるハウスメーカーや工務店に依頼すると安心です。

採光計画が難しい


周囲の環境によっては、採光が難しく特に1階~2階が暗くなってしまうケースもあります。日当たりの良い土地を探すのが一番の解決法ですが、そう簡単に希望どおりの土地が見つかるとは限りません。
これまで3階建て物件を多数建ててきたハウスメーカーや工務店なら、採光が難しい土地での家づくりのノウハウを持っている可能性が高いです。
採光の問題は、建設の計画段階から対策を考えておく必要があります。工務店選びは、3階建て住宅の実績を見て決めるのも1つの方法です。

家の中の温度差が大きくなる


縦に長い3階建て住宅では、フロアによる温度差が生じやすいです。「暖かい空気は上に行く」と言うように、1階と3階とを比べると3階の方が暖かくなります。
つまり、夏場は3階が暑くなり、冬場は1階が寒いということです。オープン階段で1階から3階がつながっていると、この気温差が冷暖房効率を下げる要因にもなります。
ただ、断熱性や気密性が高い住宅なら、3階建てであっても温度差が生じにくく、冷暖房もよく効くようになります。建物の断熱性・気密性を高める技術のあるハウスメーカーに依頼すると、気温差問題はクリアしやすいでしょう。

建築基準法の規制に注意が必要


建物を建てるには、建築基準法で決められている規制を守らなければなりません。隣地の日照を確保するための高さ制限や斜線規制、日影規制などがありますが、これはエリアによって変わってきます。
3階建てを建てたい土地が見つかっても、その土地の規制によっては建てられない可能性もあるのです。規制によって、間取りや床面積に制限がかかる可能性もあるため、規制の少ない土地を選ぶ方が理想を実現しやすくなります。
こうした規制は分かりにくい部分もあるため、3階建ての家を検討する場合は土地探しの段階からハウスメーカーと一緒に動くと安心です。

快適な3階建て住宅の工夫点

3階建て住宅で快適に暮らすには、やはり導線や移動の問題がネックになってくるでしょう。
そこで、どのような点に気を付け工夫すれば良いのか、3階建ての暮らしをラクにするポイントをご紹介します。

リビングの配置


リビングは、家族みんなが集う場所です。できるだけ家の中心に置くと、それぞれの個室やトイレなどと近くなり、自然と集まりやすい空間になるでしょう。
3階建て住宅の場合は、家の中心に位置する2階部分にリビングを置くのが理想的です。

水まわりの配置場所


水まわりは、できるだけ同じフロアにまとめると効率的です。特にリビングは、水まわりに近い方が何かと便利でしょう。
小さいお子さんがいる場合は、特にその必要性を感じやすいです。お子さんがリビングで遊んでいる姿を見ながら食事を作ったり掃除ができたりすると、それだけで家事や育児が少しラクになるでしょう。

老後の生活を想定する


高齢になると、若い頃は何とも思わなかった部分に負担を感じたり、難しさを感じたりするようになります。階段の昇り降りはいずれ危険になってくることも想定して、将来は1階だけで生活ができるように計画をしておくと安心です。
特に水回りに関しては、改めて工事をするとなると大がかりになります。老後の生活を想定して、住宅を建てる際に配管を準備しておくと安心です。

3階建てのおすすめ間取り4選

3階建て住宅でよく選ばれるおすすめの間取りをご紹介します。

ビルトインガレージ


ビルトインガレージは主に駐車場として活用されるものですが、アウトドアスペースなど他の使い方もできます。屋根の下なので、雨など天気の悪い日にも屋外でやりたいことが気軽にできる点が嬉しいポイントではないでしょうか。
居住部分は主に2階と3階になるため、大雨等の水害にも強い間取りです。

ルーフバルコニー


3階建て住宅なら、屋上をルーフバルコニーにしてそのメリットを最大限活かしたいところです。
高さのある3階建てだからこそ、まわりの目を気にせずに広い空を眺めたりアウトドアを楽しんだりできるでしょう。天気の良い日には、ピクニック気分でお弁当を食べたりお茶をしたりするのも良さそうですね。

二世帯住宅


3階建て住宅を二世帯住宅として使う場合、いくつかのパターンが考えられます。
まずは2階を共有部分にする場合。1階部分を親世帯、3階部分を子世帯で分けるのが通例です。次に共有部分を持たない場合。1階を親世帯、2階・3階を子世帯が使用する例が多いです。
玄関まで完全に分離するのであれば、子世帯用に屋外階段を作って2階から入れる玄関を設けることもできます。

スキップフロア


スキップフロアは、ドアや壁を使った仕切りではなく、段差を使って各階の中間に設けるちょっとしたスペースです。
3階建てのような1フロアの広さに限りがある住宅では、敷地に対して使える床面積が広くなるため、取り入れるメリットがあるとされています。立体的でおしゃれな空間はお気に入りの場所になるでしょう。

まとめ

3階建て住宅も選択肢に入れると、「都市部で一戸建てに住みたい!」という希望が叶いやすくなるかもしれません。
藤島建設は、これまで多くの3階建て住宅を手掛けており、お客様のライフスタイルを伺いながら多彩なプランの中から最適な形をご提案いたします。
独自の工法によって木造3階建てでも安心、安全。警察署や消防署と同等の耐震性能をもつ耐震等級最高レベルの住まいを提供しています。
リアルサイズのモデルハウスもありますので、ご興味のある方はご予約のうえ、お気軽にお越しください。

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