blog
新築住宅にはエアコンはいくつ必要?その設置場所はどうする?
2024/04/08
エアコンはどの部屋にも当たり前に設置できるものではありません。
エアコンの室外機を置くスペースやエアコンの配管用の穴がなければ設置することができません。
いったん家を建ててしまうと、エアコンを新たに設置しようとしても、構造や室外機の設置場所等の関係から設置できないというケースがあります。
近年では、賃貸住宅でも最初からエアコンが付いていることも多く、ご自身でエアコンの位置や台数を決める機会はなくなってきています。
しかし注文住宅を建てる際は、これらを自分たちで考える必要があります。
ライフスタイルも年々変化していくものなので、家づくりの段階で適切な場所にエアコンを設置する準備ができていれば、後々の生活はより快適なものになることでしょう。
そこで今回は、新築住宅で必要なエアコンの台数の目安や、後で必要になる可能性のある場所などをご紹介します。
そもそもエアコンの設置にあたって、どのような要素について考えなければならないのでしょうか?
ここでは、「設置場所」、「設置数」、「費用」という3つの要素について検討していきます。
エアコンを設置するためには、室内機と室外機の場所をそれぞれ確保しなければなりません。
その際、コンセントの位置と室内機の設置場所の関係についても配慮する必要があります。
また、隣家との距離も考慮しましょう。
室外機から出る風が隣家に直接当たって壁が汚れてしまったり、騒音の問題につながったりする可能性があるからです。
とはいえ、直射日光が当たる場所に設置するとエアコンの効率が低下するおそれがあるので、室外機の設置場所については慎重に検討する必要があります。
設置数については、家の大きさや階数に応じて異なります。
2階建ての4LDKの家を想定してみましょう。
リビング兼ダイニング兼キッチンのスペースに1台、2階の寝室に1台、他の3部屋は常時使わない部屋であるとすると、3部屋のうち1〜2部屋に1台設置することにします。
このように考えた場合、最低でもエアコン設置数は3〜4台ほどになります。
やはり気になるのはエアコンの「費用」ですよね。
当然ですが、エアコンの数が多ければ多いほど初期費用はかさみます。
4LDKの家に3台設置する場合、部屋の大きさにもよりますが、エアコンだけで50〜60万円かかると想定されます。
また、本体費用のみならず、設置工数やランニングコスト等も考慮すると、設置場所は多ければ多いほど良いという訳では決してなく、優先度の高い場所から取り付けていくのが賢明です。
費用を抑える方法としては、複数台を同時に購入して価格交渉をする「一括購入交渉」や、推奨されている畳数より少ない畳数を対象としている小さめのサイズのものを設置すること、そもそもの設置数を減らすことが挙げられます。
また、大手家電量販店では、エアコンが最も売れる時期が終わった8月下旬から9月上旬にかけて、売れ残り品のセールを行う可能性が高いです。
さらに決算期の3月にも安くなることがあるので、購入時期を絞ることも戦略の一つです。
高気密住宅においては、通常よりも小さいサイズのエアコンでも対応可能と謳われているものもありますが、部屋の形状やレイアウトにもよるので、住宅の建築時に建築業者に相談するようにしましょう。
近年では夏の暑さが過酷なこともあり、全部屋にエアコンを設置し、熱中症対策を完璧に行うことを理想にしている方も見られます。
しかし、まずは優先度の高い「家族の主たる生活の場(LDK)」と「寝室」への設置を検討し、それから他の場所に設置するかどうかを決めていくとよいでしょう。
また、ライフスタイルの変化に応じて、エアコンが必要な場所も変わってきます。
例えば子どもが小さいうちは子ども部屋にエアコンは要らないかもしれませんが、将来的には必要になるでしょう。
まずは家の建築から数年間のご自身のライフスタイルを想定し、必要となる部屋はどこかを考えてみましょう。
注文住宅であれば、エアコンの設置場所などについても、ご施主様の要望を取り入れることができます。
住宅のプロからのアドバイスも適切に受けられることでしょう。
藤島建設では豊富な家づくりの実績を背景にして、お客様のご要望やライフスタイルにあったご提案やサポートをさせていただきます。
困ったことや疑問などがございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください!ご相談はこちらから!