家づくりの観点から「エアコンが効かない」問題を解決
エアコンをつけたにも関わらず、なぜか暑かったり寒かったりする部屋ってありますよね。
エアコンの推奨温度は、冷房なら28度、暖房なら20度です。しかし、それでは適温には程遠いため、冷房や暖房を推奨温度を超えて設定している方もいらっしゃると思います。
同じ家に長い間住み続けていると、「そろそろこの家も古いから仕方ないか」と思いこんでしまいがちですが、この問題は新築の家にも起こる可能性があります。
せっかく手に入れた新築の家でこの問題に巻き込まれると、落ち込んでしまいます。
さらに悪いことには、光熱費もかさむため、ランニングコストの上昇を避けられません。
今後、家を建てる方は、家づくりの段階で「エアコンが効かない」問題が発生するリスクをできるだけ減らせるように工夫していきましょう。
「エアコンが効かない」問題の予想外な発生原因とは?
部屋の広さのせい?
エアコン売り場に行ってみると、6〜8畳用や、10〜12畳用といった、そのエアコンの使用が最も適当な部屋の大きさが記載されているものです。
例えば6〜8畳用を例に挙げてみましょう。これは、ほとんどの方が6〜8畳の部屋に適したエアコンだと思っているのではないでしょうか?
しかし、実はそうではないのです。
この数字が意味しているのは、木造住宅であれば6畳、マンション等鉄筋の造りであれば8畳用ということです。つまり、木造住宅の8畳の部屋でこのエアコンを使うと、エアコンの機能が不足していることになってしまいます。
木造住宅の方が部屋の中の熱が外に逃げやすいのが一般的であり、鉄骨に比べると、エアコンが効きづらいです。そのため、同じ機能を持ったエアコンでも、木造と鉄筋では使用に適した部屋の広さが異なります。
また、部屋の広さが同じであっても、天井の高さが異なれば、適切なエアコンの機能も変わってきます。
以上のように、部屋の広さ以外の要素によってもエアコンの効果は変わってくるものです。
引き続き、その他の要因についても見ていきますが、設置する部屋の条件に応じて、その部屋に本当に必要なエアコンの機能と、エアコンに記載されている適用畳数が違ってくる可能性があります。
エアコンの販売員や施工業者に相談することで、新築住宅の部屋に適した機能を持ったエアコンを導入でき、エアコンのパワー不足という問題を避けることができます。
部屋の向きや窓の大きさに関する問題
外からの熱は、窓から入ってくるものがほとんどです。
また、部屋の中にある熱も窓から外に出ていくものです。
アルミサッシと複層ガラスの場合では、一般的に約7割の熱が窓から出入りしているそうです。
このことから、エアコンの効き方は、窓から熱を出入りさせないための工夫を凝らすことで、変化が見られます。
その部屋が、大きな窓のある南向きのもので、夏の強い日差しがとめどなく降り注ぐような部屋であれば、室内のエアコンが効きにくいのは当然ですよね?
このような場合にエアコンの効果を向上させるには、窓ガラスを遮熱ガラスに変えたり、サッシを樹脂製にしたりすることで、窓からの熱の出入りを減らすための対策をとることです。
(応急処置として、日差しのせいでエアコンが効かないケースでは、カーテンを閉めてみるだけでも効果あります。)
「住んでからもっと好きになる家」に住むためには
前の家ではエアコンの効率が悪かったから、新居では夏にも冬にも光熱費を抑えられるだろうと期待していたけど、実際にはそれほど変化はなかったという問題があれば、誰しも残念なものです。
「住んでからもっと好きになる家」を実現するためには、ストレスフリーで快適な生活を送ることができるような確かな施工が必要です。
藤島建設では豊富な家づくりの実績を背景にして、お客様のご要望やライフスタイルにあったご提案やサポートをさせていただきます。
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