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品確法とは?住宅の品質を確保する法律について理解しよう

2021/06/07

品確法とは?

「住宅の品質確保の促進等に関する法律」のことで、「住宅品質確保法」とも略されます。

その名の通り、住宅の品質を確保し住宅購入者が安心して住宅を購入できることを目的とした法律です。

せっかく住宅を購入したのに、もし後から欠陥があることがわかったら困りますよね。

品確法は、そんな問題が起こらないように住宅購入者を保護する法律です。

建築基準法の問題点

品確法ができる前は、住宅の品質に関する法律は建築基準法のみでした。

ですが、建築基準法には住宅の品質に関する詳細な決まりがなく、建設会社や工務店が独自の基準で家を建てていました。

会社によって基準が違うため、購入者からは住宅の性能の良し悪しがわかりにくくなってしまいます。

また、室内の空気環境や防音に関する決まりがなかったため、シックハウス症候群などの問題が起こってしまいました。

そこで、住宅購入者を保護するとともに建築会社が品質の良い住宅を作る基準として品確法が施行されることになりました。

品確法の三本柱とは?

住宅性能表示制度

それまではしっかり定まっていなかった住宅の品質の基準をはっきりと設け、それをきちんと表示することを定めたものです。

国に登録されている第三者機関がその基準に沿って、住宅性能の評価を行います。

これにより住宅購入者にとってもどのような性能の住宅なのかわかりやすくなり、また比較も可能になりました。

住宅に関する紛争処理体制の整備

品確法ができる前は住宅の品質に関する明確な決まりがなかったため、住宅会社と購入者の間でトラブルが起こってしまった場合、購入者は弱い立場に置かれることが多くありました。

また解決しない場合は、裁判に頼るしかありませんでした。

そこで品確法では、指定住宅の紛争処理機関を定め、トラブルが起きた場合住宅購入者は手数料1万円で対応を依頼できるように定めました。

瑕疵担保責任の10年間の義務付け

住宅を購入したあと10年間は、瑕疵(欠陥)があった場合住宅会社が保証しなければならないと義務付けたものです。

10年以内に雨漏りがあった場合などは、住宅会社に無償で対応を求めることができます。

以前は以前はこの保証期間を2年とするなどの特約が可能でしたが、品確法により10年間の期間が義務付けられました。

まとめ

住宅に関する制度はたくさんありますが、中でも購入者にとって大切な住宅の品質に関する法律をご紹介しました。

このような制度があることを知ることで、安心して住宅を購入することができます。

もちろんわからないことはプロに相談し、安心安全な家づくりを実現しましょう。

 

藤島建設では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。

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