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「建ぺい率」と「容積率」とは?建築確認申請に必要な用語を理解しよう!

2021/04/01

「建ぺい率」と「容積率」って何?

 

新築住宅を建てるときには、建築確認申請が必要です。

その際、「建ぺい率」と「容積率」の規制をクリアしているかどうかが問われます。

 

「建ぺい率」とは、土地に対して建物がどのくらいの割合で建っているかを表す値です。

 

建ぺい率の数値が高い、つまり土地いっぱいに建物が建っている場合、防災面や通風面で支障が出るため、地域ごとに適正値が定められています

 

「容積率」とは、土地に対してどのぐらいの空間を使えるかを表す値です。

例えば2階建ての住宅の場合、1階と2階の床面積を足した「延べ床面積」が関わってきます。

 

容積率が多いということは、それだけ多くの人が住むということになるので、その地域の人口をコントロールする役割があります。

 

また低層住宅ばかりの地域に、急に高層マンションが建ってしまうと、周辺環境の日当たりなどが悪くなってしまいますよね。

 

このように「建ぺい率」と「容積率」は、住みやすさや周辺環境を守るために、必要なものなのです。

 

「建ぺい率」の計算法

建ぺい率を自分で計算できることで、敷地面積に対してどれぐらいの面積に建物が建てられるかが分かります。

 

敷地面積に対して建てる建物の面積のことを、「建築面積」といいます。

 

建築面積とは、建物を真上からみた面積のことです。

(水平投影面積ともいい、建物の真上から光をあてた時にできる影の面積になります。)

 

多くの住宅は1階部分が最も広いので、1階の床面積がそのまま建築面積となります。

 

しかし2階建て住宅で、例えば2階部分にせり出したバルコニーがついている場合は、面積が広い方が採用されるので、2階の床面積が建築面積になるので注意が必要です。

(ただし、せり出しが1m以下の場合は建築面積に含まれません。)

 

また駐車場は、屋根付きの場合は建築面積に含まれるので、覚えておきましょう。

 

建ぺい率の計算法は、以下の通りです。

 

建ぺい率=建築面積÷敷地面積

「容積率」の計算法

 

容積率に関わってくる「延べ床面積」ですが、吹き抜け、ロフト、バルコニーなど、延べ床面積に含まれないものもあります。

 

それらを上手に設計に取り入れることで、容積率を抑えながらも、開放的で広々とした住まいを作ることができます。

 

ロフトは、天井高が1.4m以下で、ロフトがある階の床面積の1/2以下の面積であり、階段が固定されていなければOK。

 

バルコニーは、外壁から2m以下であれば大丈夫です。

 

その他、ビルトインガレージや地下室なども、規定に合えば延べ床面積から省かれたり、逆に「前面道路制限」という規制ルールも存在するので、興味がある方は専門家に相談してみてください。

 

容積率の計算法は、以下の通りです。

 

容積率=延べ床面積÷敷地面積

 

分からないことはプロに相談しよう!

 

「建ぺい率」と「容積率」について、理解していただけたでしょうか?

これらは地域によって数値が異なりますが、市役所の都市計画課などに問い合わせると確認することができます。

 

今回の計算法を参考に算出できれば、建てられる建物の大きさの目安が分かるのでとても便利です。

 

細かいことや分からないことはプロに相談をし、快適な住まいを実現させましょう。

 

藤島建設では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。

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