意外と頑丈!「原人生活」の丸太小屋
福島県白河市で「原人生活」を営む、守森大さんをご存じですか?
都会を離れて山を買い、奥様と一緒に田舎暮らし&自給自足を送る漫画家さんです。
週刊漫画雑誌「モーニング」で連載された『新白河原人』と、その続編『ウーパ』では、冷房費0円、年間食費約20万円の開墾生活を送る様子が描かれています。
丸太小屋(ログハウス)は、手作業で丸太の皮をむき、すべて独力で制作。
2011年の震災で倒壊することもなく、今もそこで生活を営まれています。
丸太小屋と現代木造住宅の違い
超低予算の丸太小屋でも十分生活が可能であり、地震にも耐えられるのであれば、現代の木造住宅との違いは一体何なのでしょうか?
丸太小屋のつくり方
まず丸太小屋の構造について知っておきましょう。
丸太小屋は、ノッチ(交差部分の溝)を作った丸太を積み上げて作るため、構造=外壁になります。
一本ずつ交互にがっちりと組まれる上、更に通しボルトで上から下までを締め付けるので、驚くほどの強度が出ます。
丸太小屋の特徴
構造がむき出しの丸太小屋は、豪快な見た目で迫力満点!
現代においても、熱狂的なログファンから人気があります。
しかし、気密性の低さや、木材の割れ・反りなどの自然現象によるトラブル、メンテナンスの大変さが弱点です。
現代木造住宅のつくり方
木造住宅は、柱や梁で骨組みをつくり、外壁材で大穴を埋めていくという手法です。
構造と外壁は分離して考えるという点が、丸太小屋とは大きく異なります。
そこに、筋交いなどの補強材を加え、構造計算によって地震に耐えられる強度の住宅を施工します。
現代木造住宅の特徴
断熱材の利用など、住宅性能を高める工夫が随所に施されています。
建築基準法や住宅性能表示といった基準に照らした性能評価を行い、快適で安全な住宅を提供することができます。
木造住宅のことなら、プロに聞いてみよう
『新白河原人』『ウーパ―』の連載で、丸太小屋が注目されています。
丸太小屋は、弱点を理解して、プランニングの段階でカバーをすれば、メンテナンス次第で寿命は大きく変わるようです。
木造住宅がいかに耐震性を獲得してきたか。
木造住宅を建てるなら、丸太小屋との違いについて理解した上で、現代の工法のメリットを生かした家を建てたいですね。
専門的な知識を吸収して木造住宅を建てたいという方は、藤島建設までお気軽にご相談ください。
藤島建設では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
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