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針葉樹と広葉樹の性質とは? 硬さ・柔らかさ活かした家づくりとは?

2022/10/08

木材としての針葉樹と広葉樹、何が違う?

針葉樹と広葉樹の見た目としての一番大きな違いは、葉っぱの形です。文字がまさに示している通り、針葉樹の葉は針のようにシャープで、広葉樹の葉は針葉樹よりも広がった形です。
自然に生えている状態ではこのように判別できるのですが、木材だと、葉が除去されているため、目で見て判別できるものではありません。
しかし、針葉樹を選ぶか広葉樹を選ぶかでその性質に大きな差が出てきます。

家具、床、建材と木を使う箇所は多く、それぞれどの材質が適切なのか迷ってしまいますよね。一人で考え込んでしまう前に、まずは針葉樹と広葉樹の違いだけでも抑えておくのが大切です。

針葉樹と広葉樹は硬さも違う?

それぞれの性質の最も大きな違いは、硬さにあります。

柔らかいのが針葉樹、硬いのが広葉樹です。

英語で、針葉樹は「Softwood」、広葉樹は「Hardwood」と呼ばれています。文字通り硬さが名前として表現されるほどの特徴と言えます。

この硬さの違いにより、耐久性、質感、冷暖の温度感に差異が生まれるのです。

代表的な針葉樹・広葉樹の一覧

広葉樹

  • ナラ(オーク)
  • タモ
  • クルミ(ウォールナット)
  • チーク
  • カエデ(メープル)
  • ブナ(ビーチ)
  • カバザクラ(バーチ)
  • アカシア

針葉樹

  • ヒノキ
  • マツ(パイン)

どの椅子・テーブル・床材が子供にとって良い物?

子ども部屋にぴったりなのは、無垢の木材です。滑らかな肌触りと吸湿性がうまく機能してくれます。また、それらの性質から、床、家具にもよく用いられます。都会にずっと住んでいると、木と触れあう機会はなかなか得られません。そのため、本物の木を家に取り込み、木と共に成長していくのも素晴らしい体験になるでしょう。

耐久性が求められる椅子やテーブルには、広葉樹の素材がおすすめです。
例えば、ストッケのトリップトラップは世界中で使われていますが、その素材は無垢の白樺(広葉樹)です。

床に関しては、カーペットやラグなどで汚れや防音対策を実現することもできます。それに対して、何も敷かずに、木そのものを楽しむこともできます。無垢材は子供にも気に入ってもらえるような肌触りの良さを誇っています。

柔らかい床と硬い床は何が違うの?

何か物を落としただけで表面がへこんでしまうような床や落としても傷一つつかない丈夫な床もありますよね。
それは、素材が広葉樹か針葉樹かによって生じる違いなのです。
硬い広葉樹は傷に強く、柔らかい針葉樹はへこんだりしやすいのです。

しかし、針葉樹にはそのデメリットをもカバーする、温かみ、肌触りの良さという強みがあります。

好みに合わせて針葉樹と広葉樹を選ぼう

以上のことから、木の種類によって家具に大きな差が生まれてくることがあります。
床材・建材となると、簡単には変更できないので、その時の選択が非常に重要になってきます。意見を言い合うだけでなく、実際に見て、触ってみることで、違った意見が得られるかもしれません。

古来から使われてきた杉やヒノキといった木材は、日本特有の雰囲気を醸し出し、針葉樹の性質である柔らかさ、温かみを演出してくれます。こちらのファンも多くいらっしゃいます。
それに対し、オーク・チェリー・ウォールナット等の広葉樹特有のテイストを好きな方もいらっしゃるいるため、好みによってどちらを選ぶか変わってきます。

明確なのは、床に丈夫さを求めるのであれば、針葉樹は避けた方が賢明です。
後悔することないような選択ができるといいですね。

藤島建設では豊富な家づくりの実績を背景にして、お客様のご要望やライフスタイルにあったご提案やサポートをさせていただきます。
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