「調湿建材」というものをご存知でしょうか。
日本の夏は高温多湿と言われ、じめじめと蒸し暑いですが、反対に冬場は乾燥する季節となり、湿度調節が難しいですよね。
快適に過ごすために、湿度調節は大切です。
そこで、加湿器に頼らなくても調質できる「調湿建材」が注目を集めているのです。
この記事では、調湿建材とは何なのか、調湿建材を使うメリットについて解説します。
調湿建材とは
調湿建材とは、その名の通り、空気中の湿度を調節してくれる機能を持つ建材のことです。
木や石、土や紙といった自然素材は、調湿作用を持っており、湿度が高いときは湿気を吸収し、逆に乾燥してるときは水分を放出してくれます。
そのため、室内をゆるやかに調湿してくれるのです。
調湿建材としては、無垢材のフローリングや畳、珪藻土や漆喰などの塗り壁など様々なものがあります。
また、調湿作用を付加した壁紙や、調湿作用の高い珪藻土をタイル状にして施工しやすくした商品も人気です。
調湿建材を使用するメリット
湿度は、人間の健康に大きな影響を及ぼします。
湿度が高く、じめじめしていると不快なだけではなく、汗による体温調節がしにくくなってしまいます。
また、特に冬などは空気が乾燥していると風邪のウイルスが活性化してしまうほか、肌や喉や乾燥によってダメージを受けてしまいます。
そのため、調湿を行うことは健康を保つためにも大切なのです。
また、適切に湿度を管理すれば家を長持ちさせることもできます。
湿度が高いと、カビが発生したり木材が腐食してしまったりして建物が傷んでしまう可能性があります。
反対に、乾燥が激しいと木材が反ったりひび割れたりと劣化してしまう可能性も。
そのため、湿度をゆるやかにコントロールしてくれる調湿建材は、人にも家にもやさしい建材と言えます。
また、一般的に、湿度をコントロールしようと思う場合加湿器や除湿機を使うほうが簡単でしょう。
ですが、調湿建材には加湿器や除湿機にはないメリットがあります。
まず、調湿建材はゆるやかに調湿してくれるため、加湿器のように加湿しすぎてカビや結露が発生してしまう、といったことは起こりません。
また、季節によって加湿器、除湿機と使い分けていると、入れ替えも手間ですしオフシーズンには保管スペースが必要となってしまいます。
その点、調湿建材は1年を通して適切な湿度に調節してくれます。
まとめ
調湿建材をかしこく使って、健康に良く家も長持ちする家づくりをしてみるのはいかがでしょうか。
調湿建材について、また家づくりで気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。
藤島建設では、お施主様の要望を盛り込んだ家づくりができるよう、話し合いをしながら進めております。
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