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HEAT20 ③ (住まい造りの想い59)

2023/05/27

 

前回は性能の高い家が(採暖ではなく、暖房した住まいで)省エネに貢献することをご案内しました。

今回は、もうひとつのメリットの「健康」についてです。私たちにとって省エネ(お金)も大切ですが、何よりも大切なこと、それは間違いなく「健康」です。そして、住宅の高性能化は健康に大きな影響を与える、大切なメリットなのです。

 

2021年改正、2022年に施行された建築物環境衛生基準では居室における温度を17度から18度へと変更されました。これは、WHOが平成30年に「冬期の血圧上昇に対する影響を考慮した室内温度は18度以上」と勧告されたことを受けての変更です。

この基準、裏を返せば、18度未満の室内温度は健康障害を起こします、ということなのです。もちろん、この室内温度とは採暖ではなく、すべての部屋の暖房を意味しております。

 

みなさんご存じのヒートショック、急激な温度変化により、血圧が急上昇し、心筋梗塞や脳血栓などの重篤なものから、お風呂場で失神し、そのまま溺死してしまうなど、年間15,000人程度がお亡くなりになっていると言われております。最近の交通事故死者数は3,000人を下回っていますので、いかに性能の低い住まいが危険なのかはご理解いただけると思います。また、一年のなかで、冬場の死亡率が高いことも暖房の大切さを裏付けております。

 

ヒートショックに比べれば死者数は少ないのですが、熱中症も住まいの性能が影響します。暖房と採暖とおなじように冷房と採冷は異なります。部屋が冷えないから人を冷やす、それが冷房病となり、冷房病を避けるためにエアコンを切ってしまう、だから熱中症になってしまうのです。住まい全体を冷やすため、性能の高い家のエアコンは冷房病になりにくく、熱中症予防になるのです。

 

性能の良い住まいは、喘息、関節痛やリウマチ、アトピー性皮膚炎、鼻炎なども改善することも実証されております。

HEAT20の住まいの大切なメリットは、健康状態の維持、改善に大きく寄与することなのです!

 

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