藤島建設では現在、川口市内で「HEAT20グレード3」の住宅を建築中です。
「HEAT20」という言葉を初めて聞く方も多いと思いますが、「一般社団法人20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称で、グレード3とはこの研究会が定めた断熱基準(UA値)の最上等級に適合していることを示しています。
なお、UA値というのは外皮平均熱貫流率のことで、川口市ではこの基準が0.26W/㎡K以下になっているのですが、国のZEH(ゼロエネルギーハウス)基準が0.6W/㎡K以下としていることと比べてもグレード3のハードルがいかに高いかをご理解いただけると思います。
(専門用語多すぎ!なんか難しい単位も出てきて分からない!と感じる方もいらっしゃるとは思いますが、これからの住まい造りにとても大切なことなのでもう少し我慢して読んでください)
出来たばかりのこのグレード3基準で施工されている住宅はまだまだ希少で、この下の基準のグレード2の施工(UA値0.46W/㎡K以下)すらなかなかお目にかかれません(ちなみに埼玉県県南ではグレード1の性能でも十分です)。
となると・・・挑戦することが大好きな藤島建設です。当社では今までも先駆的にZEH住宅やLCCM(ライフサイクル)住宅の施工に取り組んでまいりました。ただ、そんなチャレンジャーな当社の経験の中でもグレード3の基準要求は半端ではありません。
外皮平均貫流率の「外皮」とは屋根や壁、床といった住まいの外部に接するすべての部位の事で、単に断熱材だけでなく、サッシや玄関ドアの性能までも大きく関わってくるのです。
さて、現在、断熱材の施工中ですが、想像以上の厚さ、実物はまさに圧巻です。壁を例にとると、通常の当社の木質断熱材90mmに、さらに90mmの断熱材ネオマフォームを付加断熱として施工しているのです。
もちろん、完成してしまえば、隠れてしまう部分です。グレード3の断熱施工現場は今しか見ることができません。興味のある方は、今すぐ、急いで!お問い合わせください。