世界の絶景シリーズも区切りの20回。節目の今回は少し趣向を変えて紹介します。
さて、前3回、コペンハーゲン、シンガポール、ブリュッセルと紹介しましたが・・・気づいた方はかなりの海外通(?)。
この3つの都市にあるのが、世界3大がっかり名所。人魚像、マーライオン、小便小僧がそう呼ばれております。
まず、小便小僧。グランプラスから南西へ約3分歩いたところの角にあるのですが、カメラを構える人だかりがなければ確実に見落とすほど、これが世界に名だたる名所とは思えないほど小っちゃい。身長55㎝、目の前に柵があるので一緒に写る素敵な写真を撮るのにはなかなか苦労します。
人形像の前には人だかり
これは偽物
次に人魚像。これも小便小僧同様に高さが1m20㎝とイメージよりも小さい。さらに微妙なのは、綺麗な海面に佇んでいるのではなく、背景には工場地帯、海も決してコバルトブルーと呼べません。人魚像もいわゆる漫画で見る上半身が人間で下半身が魚ではなく、人のような二本足の先にヒレがあるだけ。場所も観光名所の市庁舎から、繁華街のストロイエを抜け、美しい街並みのニューハウンを越え約3㎞、30分以上もたっぷり歩いた不便な場所なのでがっかり感はさらに増します。
人魚像の後ろには工場が立ち並ぶ 二本足に足ヒレ・・・私たちのイメージの人魚では・・・
廻りには何もない公園のようなところにひっそりと
最後に訪れたマーライオンでがっかりコンプリート。ラストを飾るに相応しい「がっかり」を期待して(?)向かったのですが、着いてみると「どこががっかりなの?」というくらい立派な像。大きさも立派、場所はマリーナベイ・サンズの向かいと好立地、口から噴き出る水も迫力があります。実は、マーライオン、以前はとても不便な場所にあった上に、故障して口から水も出ず、陸からは背中しか見えなかったそうです。現在では、世界の3大がっかり名所にマーライオンを入れるのは適切ではないかもしれないですね。
迫力満点です
夜もきれいです!