帰国したばかりの私には「計画停電」という言葉を知らず、戸惑ったことを憶えております。
店舗や事務所も照明を減らし、みんなが節電に前向きで、煌々と電気を点けているお店は後ろ指を差されるほどでした。
この時ほど我々日本国民がエネルギーの大切さを実感したことはないと思います。
しかしながら・・・震災から10年。以前のように街はネオンで明るくなり、すっかりと震災の時の私たちの姿勢は失われつつあります。
藤島建設ができること、震災を風化させずに、エネルギー効率の高い住まいを提供していくことが当社の責務だと思っております。
そして10年経った今、新型コロナウィルスという別の禍が世の中を襲い、多くのイベントが中止になっています。当社でも感謝祭をはじめとしたイベントはもちろん、職人さんたちへの勉強会など多くの人が集まるイベントはすべて取り止めました。しかし、近い将来、この脅威にも私たちはきっと打ち勝っていくと信じております。
10年前、震災の年も多くの学校で卒業式が開催できませんでした。その時に私の母校でもある立教高校の渡辺校長が卒業生のために贈った素敵なメッセージがあります。なかなか、このブログをご覧になっている方で高校の卒業生はいないと思いますが、興味のある方は、ぜひ、一読していただければと思います。