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研修(いわて文化大使64)
2024/10/10
先週、長期で東北の出張に向かいました。
まずは、秋田へ。秋田の優良地場工務店「松美の家」さまとは以前より懇意にしており、今回は、工事部責任者の鶴田と共に施工方法などの勉強をさせていただきました。
競合しない工務店ですのでお互いの手の内をさらしながら、品質向上のため、改善できるところの摺合わせです。
新たな発見が藤島の技術の進歩に繋がっていきます。
松美さまの展示場
藤島建設の職人さんからなる組織「藤和会」。その藤和会の代表である役員が私どもの構造材の産地「葛巻町」で研修いたしましいた。
伐採から集成材になるまでの過程をすべてご覧になり、当社の構造材の高い品質の理由、一貫体制の確認をしていただきました。
伐採現場
ラミナ工場
集成材工場
ふじしまの森にて
毎年開催されるトリプルまきフェスタも17回。この名前の由来について少し解説します。
「巻」はもちろん葛巻の「巻」
大切なのは「薪と牧」。そこに実は「自立する町」を表現しているのです。
日本の食料自給率は38%、東京にいたってはたった約1%。食料の大部分を海外依存する我が国は自立できていません。
もうひとつ。日本のエネルギー自給率は食料自給率よりも低い14%。自然エネルギーの活用が普及しつつありますが、まったく自立できておりません。
有事の際には食糧、そしてエネルギー危機に陥るのは火を見るよりも明らかです。
葛巻町は食料自給率200%、エネルギー自給率360%と自給自足できている町です。
薪づくりの後に牧場で育った牛のミルクやお肉をいただきながら自然の恵みに感謝するイベントなのです。
自然エネルギーを活かしながら快適な生活のできる自立循環型住宅の実現には、このような町との連携も必要だということ、私たちの大切な想いです。
鈴木葛巻町長挨拶
小学生による薪集め