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住まいとCO2排出(住まい造りの想い65)

2024/12/15

12月に入り、やっと冬らしい寒い日が続いております。
でも、ほんの少し前までは夏だった感覚ですし、場所によっては今月に入っても紅葉が楽しめる場所があるなど「地球温暖化」は年々酷くなっている気がします。

その原因のひとつが炭素(温室効果ガス)。

実は、全世界のCO2排出量の約40%、とても大きな割合を建物に関連する部分で占めております。すなわち、炭素に対する私たちハウスメーカーの取り組みは地球温暖化に大きな影響を与えるのです。
では、CO2排出の種類について説明します。

目次

オペレーショナルカーボン

エンボディドカーボン

ライフサイクルカーボン

オペレーショナルカーボン

ひとつは、「オペレーショナルカーボン」と呼ばれるものです。

これは、冷暖房などのエネルギー消費や水利用など、いわゆる建物の利用時、生活時に発生するCO2を指します。

 

エンボディドカーボン

そしてもうひとつが、「エンボディドカーボン」。あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、こちらは、建物に使用する材料やその建設現場への輸送、施工と建物の修繕から耐用年数終了後の廃棄、リサイクルと建物の生涯に発生させる炭素の総量を指します。

ライフサイクルカーボン

そして、このオペレーショナルカーボンとエンボディドカーボンを足した建物関連から発生するCO2の総和をライフサイクルカーボン(ホールライフカーボンと呼ぶ場合もあります)と呼び、これが全世界の排出量の約40%を占めているのです。

 

エネルギー需要量の少ない建築物のスイス基準 ミネルギー(ミニマムエネルギーの略)認証プレート

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