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エコバウ建築ツアー2024②
2025/02/21
すいません!
PCが壊れ、ブログの更新が空いてしまいました。
今後は、この遅れ取り戻せるようにします!
エコバウ建築ツアーの報告もしばらくぶりすし、4か月も前のことなので、今回、簡単にまとめての報告とします。
まずは、私どもとも関係の深いドイツの会社への訪問。
当社へもいらっしゃったこともある営業担当者から、歓迎のプレゼントです。
企業秘密なので詳細は避けますが、現在も技術協力を含め関係を深めている最中です。
炭素の固定化のために木造の利用が有効なことは、住まい造りの思い66でもご紹介いたしました。
EUのCO2排出量減少への取組みは世界的にも本当に進んでおります。
学校やオフィスなどでも木造化が当たり前のようになり、その建物の見学はもちろん、運用状況の確認もいたしました。
建物はその素材のこだわりだけではなく、自然換気の利用など、徹底的な環境配慮は目を見張るものがあります。
自然の中に馴染む木造学校・・・
学校における自然換気の考え方
素敵な木造オフィス
厳しい足立から質問に担当者もタジタジ
環境配慮先進国のEUエリアでは、スクラップ&ビルドから建物の再利用とう観点へのアプローチも進んでおります。
エンボディドカーボンを減らすための取組みに再利用は不可欠かつ有効的です。
古い工場兼倉庫からオフィスへの再利用した建物の視察をいたしました。
日本では、建物のリノベーションには、その利用方法に制限がある上に、解体新築と比べてのコストにも大きな開きがない(場合によっては建直したほうが安い)ため、なかなか再利用が進みません。
EUでは。建直しと同額以下であれば、再利用(リノベーション)を採用することが多いと聞きます。
さらに、CO2排出削減のために、2030年を目途に環境性能の低い建物の賃貸を禁止する方向にあるそうで、これが建物の再利用や性能の高い建物の建築の後押しになっています。
飛び出した階層が増築部分で下は再利用
ミネルギー(ミニマムエネルギー)プレート
日本の賃貸建物は、収益を目的にしているため(これは世界共通ですが)、その収益性を高めるために建物の品質を犠牲にすることがあります。
今後はEUを見習った法整備が、地球環境維持改善のための喫緊の課題であることは間違いありません。
今回のツアーをコーディネートしていたのが、私の古くからの知人で環境ジャーナリストの滝川薫さん。
私が都合により途中離脱帰国する折にスーツケースを見て、びっくりした様子…。
理由を聞くと、滝川さんも私同様に目印に藤島のレッズバンダナを取っ手につけているとのこと。
ただ…残念なことに工務店の案内をすることが多く、「藤島建設」のロゴが見えないように結んでいるそうです。