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品質向上(住まい造りの想い67)
2025/03/15
住まいの品質向上のために私たちは不断の努力が必要です。そして、その品質向上には、いくつかのアプローチがあると思います。
そのひとつが専門家による座学。
あるいは、新商品の性能確認。
直近の2週間での出来事を報告いたします。
当社では不定期ではあるものの専門家の先生を招聘し、社内セミナーを開催しております。
品質の向上とは、お施主さまに提供するハードだけではなく、スタッフのスキルを上げることも当然含まれるのです。
昨年は、東京大学の青木教授(木材)、近畿大学の岩前教授(建築環境)、京都大学五十田教授(建築構造)などなど、多くの著名な先生の講座を開催いたしました。
そして、今年最初の講座は、昨日(3月14日)、日本大学理工学部建築学科の井口准教授をお迎えし、弊社大会議室にて管理部門を除くスタッフ約9割が参加した勉強会です。
井口先生は、室内換気の専門で、エアコン1台で家中の冷暖房が賄える当社のシステム「ゼンカン」とリンクされたお話となりました。講義後の質疑応答では、スタッフからの質問が後を絶たず、時間オーバーしましたが、それだけ真剣に取り組むスタッフには頭の下がる思いですし、お付き合いいただいた井口先生にも感謝です。
社内会議室でのセミナーの様子
本社受付にて井口先生と記念撮影
なお、井口先生とは、当社の埼スタ隣の生産管理センター内にある実験棟にて、数年前より研究のコラボをしております。
当社実験棟内とレポート
新しい建材のチャレンジには、その性能と安全性を社内にて確認するだけではなく、第三者の外部機関による検証も必須です。今回も新たな建材の採用に向け、燃焼実験を行いました。
場所は、横浜火力発電所内にある実験施設。建物の外壁を作成し、そこに数百度にもなる炎を当て、一定の時間を耐えられることができるかの実験です。
詳細は企業秘密ですが、もちろん、外部検査官からの合格のお墨付きをいただきました。
このようなチャレンジと検証によって、お施主さまが、快適で安全に住まうことのできる建物の提供ができるのです。
意気揚々と実験現場に向かう専務の大嶋と技術担当足立
検査官との最終チェック
左側の吹き出し口と外壁を接合していきます
炎も大きくなり、煙で見えなくなります
木質断熱材は表面だけしか焦げておりません!