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レッズ観戦と工場見学、誇りの二日間(いわて文化大使67)
2025/08/26
8月16日の浦和レッズ対名古屋グランパスを観戦した葛巻の子供たち。
翌日は当社管理センターを見学し、地元葛巻のカラマツが家の要(かなめ)である構造材(柱や梁の骨組み)に使われていることを知りました。いわて文化大使の役割の一環として橋渡し役を務め、スポーツの感動を「学び」へつなげる二日間となりました。
大声援に包まれたスタジアムで、子供たちの表情は終始いきいきとしていました。プロ選手の「最後まで走り切る姿」は、勝敗以上に挑戦する心を伝えます。
地域のクラブを皆で応援する体験は、土地への愛着や仲間意識を育てる良い機会です。観戦後、「また来たい」「自分も練習を頑張る」という前向きな声が自然と生まれていました。
スポーツには、世代や地域を超えて人をつなぐ力があると改めて感じました。
翌日は埼スタに隣接する藤島建設管理センターへ。製材や加工の現場で、一本の木から図面どおりの部材へ変わっていく様子をご覧いただきました。
とりわけ、葛巻のカラマツが構造材として柱・梁に使われ、暮らしを支えていることに多くの子が驚きの表情。地元の森で育った木が、埼玉の住まいで命を持つ、資源の循環を目で見て理解する時間になりました。
10月には葛巻町で浦和レッズ ハートフルクラブのサッカー教室を開催予定。観戦の感動を次の学びへ、そして将来の夢へとつなげたい。建築もスポーツも「人を育てる」点で通じます。今回の見学が、子供たちにとってふるさとの誇りと職業観を育む小さな種になれば嬉しく思います。
以前に開催した時のスナップ
スタジアムの熱気から工場の学びへ。葛巻の木が暮らしを支え、人の思いが地域をつなぐ。その循環を一緒に感じた二日間でした。いわて文化大使として、そして地域の工務店として、次の出会いへ丁寧に橋を架けていきます。
ふじしまの森にて ハートフルコーチ 福田正博氏