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2025年の締めくくり、そして新章へ(浦和レッズ㉝)
2025/12/16
スタジアムに響く歓声、夕空に舞う赤と白の旗。2025年Jリーグは、埼スタの熱気の中で幕を閉じました。来季はいよいよ秋春制へ、そして間には特別シーズンも控えています。変化の節目を前に、浦和の街とサッカーがつくる「つながり」を改めて感じた一日でした。
最終戦を勝利で締めくくれたことが、何より大きかったと思います。最後に勝って終えると、次の準備に向かう空気が変わります。
スタンドの表情も、試合後の拍手も、「終わり」より「始まり」に近かった。
この一戦は、次のシーズンにつながる、期待を持てる試合だったと感じます。
気温は低くても、声援は熱く、背中を押す力がありました。
一つひとつのプレーに反応が返ってくる、あの一体感。
街の誇りがクラブを支え、クラブがまた街を元気にする。
その循環が、浦和レッズの強さの土台なのだと感じます。
私たち藤島建設も、地域に根を張る会社として同じです。
仕事の品質も、日々の挨拶も、積み重ねが信頼になります。目立つことより、当たり前を丁寧にやり切ること。
スタジアムでの熱量は、そんな原点を思い出させてくれました。



ホイブラーテンの雄姿も最後
試合の余韻が残る中、クラブの「感謝の会」に参加しました。
田口社長からは、2025年の支援への感謝が丁寧に述べられました。
そして、2026年に向けたビジョンも、言葉を選びながら語られていました。
勝つための準備だけでなく、土台を整える覚悟が伝わってきます。
勝敗の波があるからこそ、支える人の存在がより大きく見える。
勝敗を超えたクラブ運営の姿勢に、企業として学ぶ点が多くあります。
「支えられてこそ存在できる」という原点。藤島建設も同じです。
お客様、職人さん、協力業者の皆さまへの感謝を忘れず、続けてまいります。

来季からJリーグは、秋開幕・春閉幕の「秋春制」に変わります。
気候への対応など課題はありますが、私自身、変化には不安よりも「どう面白くなるか」を考えたい派です。
その間に用意される“特別リーグ”も、楽しみの一つです。
いつもと違う日程や戦い方は、見る側にも新しい発見をくれます。
冬の観戦文化が育てば、街の賑わい方も少し変わってくるかもしれません。
建築も同じで、時代の変化に合わせてやり方を整えることが大切です。
ただし、変えてはいけないのは「安全」と「品質」だと思っています。