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アメリカ出張2026④最終回

2026/06/28

アメリカ出張2026の最終回です。FHアライアンスさまのお声がけで、IBSやヒューストンのモデルハウス、テキサスでの視察まで多くの学びをいただきました。帰国便の都合で生まれた二日間を使い、最後にフェニックスへ立ち寄りました。

目次

20年ぶりのフェニックスへ

ライト建築をたどる楽しみ

タリアセン・ウェストで感じたこと

20年ぶりのフェニックスへ

今回の出張では、飛行機のチケットを特典航空券で予約しました。

そのため、ヒューストンから日本への直行便が取れず、サンフランシスコからの帰国まで二日間ほど日程が空くことになりました。

せっかくなら、その時間も学びに変えたいと思い、以前より見たかった建物を訪ねるため、アリゾナ州のフェニックスに立ち寄りました。

フェニックスは砂漠地帯にある内陸都市で、私にとっては約20年ぶりの訪問です。

街のあちらこちらにサボテンが見られ、砂漠の街に来たことを実感します。漫画に出てくるような形のサボテンを見ると、少し子どものように心が躍りました。

年間の晴天日が多く、夏には40度を超える地域ですが、今回は2月でしたので快適に過ごすことができました。

出張の予定の合間にできた時間でしたが、結果として、とても印象に残る寄り道となりました。

ライト建築をたどる楽しみ

フェニックスに立ち寄った目的は、フランク・ロイド・ライトの建築を見ることでした。

ライトは近代建築の三大巨匠の一人とも呼ばれ、日本では旧帝国ホテルの設計でも知られています。

私はこれまで、シカゴの自邸と事務所、ニューヨークのグッゲンハイム美術館、ペンシルベニア州の落水荘などを見てきました。写真を見返すと、落水荘は緑と水の中に建物が溶け込むように建ち、グッゲンハイム美術館はニューヨークの街中で力強い存在感を放っています。

それぞれ場所も形もまったく違いますが、共通して感じるのは、建物だけが目立つのではなく、その土地との関係を大切にしていることです。

住宅も同じで、間取りや性能だけでなく、そこに住む人の暮らしや周囲の環境とどう向き合うかが大切です。

今回の旅では、最新の住宅事情を見る一方で、建築の原点に立ち返る時間もいただきました。長く残る建築には、時代を超えて考えさせられる力があるのだと、改めて感じました。

 

ライトの事務所 シカゴ

グッゲンハイム美術館 ユーヨーク

落水荘 ペンシルベニア

 

タリアセン・ウェストで感じたこと

今回訪ねた「タリアセン・ウェスト」は、ライトが冬を過ごすためにつくった自邸兼スタジオです。

アリゾナの強い日差し、乾いた空気、山並み、石や土の色合いを受け止めながら、建物が砂漠の風景の一部になっていました。

建物の中を歩くと、ただ形が美しいだけでなく、光の入り方や風の感じ方まで考えられていることが伝わってきます。砂漠の石を使い、低く広がるように建てられた姿からは、自然に逆らうのではなく、自然をよく見て住まうという姿勢を感じました。

快適な住まいというと、つい設備や数字に目が向きがちです。

もちろん、それらは大切ですが、その土地の気候や光、風、暮らし方を丁寧に見ることも、住まいづくりには欠かせません。

遠いアメリカの砂漠で見た建築でしたが、埼玉で家づくりを続ける私たちにも通じるものがありました。

今回の出張では、最新の住宅事情だけでなく、建築の原点に触れる時間もいただきました。

FHアライアンスさまをはじめ、今回の視察でお世話になった皆さまに心より感謝申し上げます。

MODEL HOUSE
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