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ブランド

2026/09/20

昨日、知人から関西のお土産に「551蓬莱の豚まんと焼売」、そして「赤福餅」をいただきました。
どちらも、多くの日本人が知っている有名な商品、まさに「ブランド」です。
美味しくいただきながら、ブランドとは長い時間をかけた信頼の積み重ねなのだと、改めて考えました。

目次

初めて食べた551蓬莱

赤福から考えるブランド

大和ハウスの大きな経営判断

初めて食べた551蓬莱

大阪へ出張するたびに、「家族へのお土産に551の豚まんを買って帰ろう」と思っていました。

ところが売り場は毎回のように大行列。

「新幹線に間に合わなくなるから」と見送っていましたが、本音を言えば、並ぶのが嫌なのです(笑)。

そんなわけで、実は今回が初めての551豚まん。

昨日は外食で満腹でしたので、今朝の朝食にいただきました。

これだけ行列ができるのだから、どれほど美味しいのだろうと期待していましたが、なんと期待以上。

肉餡にはほどよく脂の旨みがあり、皮と餡がしっかり一緒になっているので、とても食べやすい。人気の理由が少しわかった気がします。

知人からは、「お土産売り場は長い列でも、レストランで食事をする方の列は比較的短いことがある」と耳寄りな情報もいただきました。

並ぶのが嫌な私にはありがたい情報です。次回の関西出張では、レストランに寄って食事をし、その機会に家族へのお土産も買って帰ろうと決心しました。

商品名を聞いただけで「大阪」を思い浮かべる。これも長年築いてきたブランドの力なのでしょう。

 

赤福から考えるブランド

もうひとついただいた赤福餅は、わが家では家族全員が大好物です。

ただ、「赤福」と聞くと、私はどうしても2007年の消費期限・製造日をめぐる問題を思い出します。

当時、売れ残った商品を回収し、再包装するなどして製造年月日や消費期限の表示を変更していたことが問題となりました。

もちろん、これはもう20年近く前の話です。

私が経営者としてこの出来事から考えさせられるのは、会社や事業が大きくなるほど、商品をつくる力だけでなく、それに見合った管理体制や仕組みが必要になるということです。

ブランドを築くには長い時間がかかります。

一方で、一度信頼を損なえば、お客さまの記憶には長く残ります。実際、これだけ赤福が今も親しまれていて、私自身も美味しくいただいているのに、昔の出来事が頭に浮かぶのですから、ブランドというものの重さを感じます。

今では多くのお客さまに愛され続けていることを考えると、その後、一つひとつ誠実な仕事を積み重ねてこられた結果なのだと思います。

一度の失敗があったとしても、その後の仕事の積み重ねによって信頼を取り戻していく。これもまた、ブランドを考えるうえで大切なことだと思います。

 

大和ハウスの大きな経営判断

そして今月、「ブランド」という視点からもうひとつ気になったニュースがありました。

大和ハウス工業が2027年4月から、23道県で新築戸建住宅の新規販売を終了し、需要が堅調な都市圏を中心に営業・設計・施工などの経営資源を重点配置するという大きな事業再編です。

全国規模で住宅事業を展開してきた会社がここまで大きく舵を切るのですから、同じ住宅業界にいる者として非常に興味深い決断です。

私が特に注目したのは、新築住宅の販売地域を絞っても、既存のお施主さまへのメンテナンスは「大和ハウスパートナーズ」が全国で引き続き担う体制を示していることです。

これは素晴らしいことだと思います。

住宅会社にとって、お引き渡しはお施主さまとのお付き合いの終わりではありません。むしろ、そこから長いお付き合いが始まります。

事業環境が変わっても、これまで建てていただいたお施主さまを守る。その姿勢は、大和ハウスという長年築いてきたブランドを維持するうえでも大切なことだと思います。

一方、今回の再編では約200人の社員を再配置すると報道されています。

その方々が大和ハウスパートナーズなどへ異動するのか、集約される都市圏への異動になるのか、さらに転居を伴う転勤があるのかまでは、現在の発表や報道からは確認できません。

経営者の立場で考えると、実はここが非常に難しいところだと思います。

会社全体としては将来を見据えた合理的な再編であっても、そこで働く社員一人ひとりには仕事だけでなく、家族や住まい、生活があります。特に転居を伴う異動となれば、その影響は決して小さくありません。

ブランドはお施主さまに対するものだけではなく、そこで働くスタッフにとっても大切なものです。

大きな経営判断を進めながら、社員のみなさんに対してどのような選択肢を示し、納得感のある再配置をしていくのか。大和ハウスが今後どのような対応をしていくのかにも注目しています。

お施主さまへの対応だけでなく、働く人への対応も含めて、私自身、経営者として学ばせていただきたいと思っています。

ブランドは、会社が自分で「ブランドです」と言ってできるものではありません。

お施主さまとの約束を守り、職人さんが丁寧に仕事をし、スタッフが誠実に対応する。その積み重ねをお客さまが評価してくださった結果だと思います。

だからこそ、品質、安全、そしてお引き渡し後のお付き合いはもちろん、働くスタッフを大切にすることも必要です。

私ども藤島建設も、地域のみなさま、そして一緒に働く仲間から長く信頼していただける会社であるよう、日々の仕事を一つひとつ積み重ねていくつもりです。

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