住まい造りにおいて単純な坪単価比較が当てにならないことは「前回」お伝えしました。
とはいうものの「坪単価」を多くのお客様が住宅会社選びの基準にしていることも事実です。
「安い坪単価(少ない予算)」で「家族が幸せに暮らせる住まい」を築ければとてもいいことです。
ただ、そんな気持ちにつけ込む望ましくない住宅会社があるのも事実です。
表面上の坪単価を著しく低く設定している住宅会社の中には、別費用のものが多くとても最初の価格では普通の生活ができる住まいが建たないと聞くことがあります。実例では・・・
網戸が付いていない
コンセントやスイッチ、照明の個数が少ない
物干し金具や雪止め金具がついていない
外水道がない
などなど本来の住まいなら当然あるべきものが省かれていることも多くあります。
表面の価格(坪単価)をうのみにするのではなく、建物の内容確認を怠ると後から想定外の多大な費用が発生することがあるのです。
悪い言い方をすれば、注文住宅会社の仕事はじゃんけんの後出しと同じです。
お客様ご自身の目で見て、自分の手で触れて、十分に確認した住まいを購入するのではなく、オーダーを受けてから造ります。「当たり前のものがついていない」ということを後からお客様が気づくのです。
幸せな住まい造りには、単純な坪単価比較だけでなく、住宅会社の信頼性が大切なのです。