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エアコン(住まい造りの想い㉟)

2018/08/17

 

 

熊谷では先月23日、最高気温の新記録41.1℃を記録しました。そんな中で前回のブログ「夏休みのお出かけ⑥」では天然の避暑地を紹介しましたが、暑いときに毎々避暑地に向かう訳にはいきません。

 

私が子供の時、エアコンが初めて自宅についたときには感動したことを憶えておりますが、そんなエアコンも一家に一台から各部屋に一台の時代。逆に言うと昔はエアコンがなくても十分に過ごすことができたのですが、現代では熱中症対策としても適度なエアコンの使用を推奨するほど欠かせない存在になっております。

 

この暑いときに頼りになるエアコンが故障したら・・・考えるだけでもぞっとします。

でも!エアコンが故障していなくても効かなくなることをご存じでしょうか?

 

実は一般的なエアコンは外気温が43℃を超えるとふたつの理由から冷房能力が落ちる場合があるのです。

ひとつは、日本のエアコンは冷房負荷試験条件が43℃ですのでこの温度までは保証していますが、43℃を超えると一般的なエアコンは電子部品の限界値をオーバーしてリミットがかかり冷房能力が落ちる場合があるのです。

ふたつ目の理由は、エアコンは室外機から熱を放出することで室内を冷やしているのですが、外気温が高くなると室外機から熱を捨てることができなくなって冷房能力が落ちる場合があるのです。

(ちなみに冬場は外気から熱を集めるのですが、氷点下15度以下では熱を集めにくいため、北海道などの寒冷地ではエアコンではなくストーブを使用しているのはこの理由からです)

 

これだけ日本の夏の気温が高くなった現代において、エアコンの稼働条件温度も上げる技術開発が必要になってきました。

 

ちなみに・・・

私どもが提案している地中熱を利用した冷暖房システムでは熱を捨てるのは一年を通して約16℃に安定している地中ですので外気温が43℃を超えても冷房能力に影響ありません!(もちろん、外気温氷点下15℃以下における暖房能力も)

地球が壊れ始めている中でぜひご一考いただければと思います。

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