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お支払い(ふたたび)(住まい造りへの想い㊷)

2019/12/18

 

 

また、残念なニュースが入ってきました。耳にしたのは11月初旬、ふじみ野市にある「開成コーポレーション」さまが10月末日をもって事業停止、自己破産手続きの準備に入るとの報道がありました。

 

開成コーポレーションさまといえば、昭和45年創業と歴史もあり(ちなみに当社は昭和37年創業)、売上も大きい(最盛期には当社の倍近く)立派な会社というイメージを持っていたのですが・・・残念です。

 

さて、企業の破綻は取引先、社員など多くの方に影響を与えます。取引先は売掛金の回収が困難になるでしょう、社員の方は給与だけではなく、退職金の受給もできなくなる可能性があります。

 

そして何よりお施主さま・・・

 

住まい造りの想い⑬でも警鐘を鳴らしたつもりですが、大切なことなので再度書かせていただきました。

 

開成コーポレーションさま口コミサイトのコメンのひとつ

「基礎だけ打たれて足場は途中まで、仮設トイレもそのまま、少しの間だから狭いアパートでも我慢と家族で話していた矢先・・・」

 

家族の幸せを願っての住まい造りがまったく逆の結果になってしまう。私たち工務店の責任の大きさをあらためて痛感しております。

 

住まい造りを検討されている方にあらためて申し上げますが、住宅会社の選択は住まいのデザインや性能、メンテナンスなどの住まいそのものだけでなく、会社についても真剣に調べていただきたいのです。金融機関への問合せ、友人知人がその会社に出入りしているのであればその情報、過去に建築した知り合いがいれば相談するなど、後悔することのない調査活動を惜しまないことです。

 

そして、もうひとつ、前回の繰り返しになりますが、自衛手段として

 

工事の進捗以上の支払を絶対にしない!

 

今回の口コミでも信憑性は不明なものの、多額の先行支払についてのコメントが多く見受けられました。

 

数年に一度、このような報道が必ずあります。他人事ではないのです。

でも、その報道もすぐに風化してしまいます。

さらに、住まい造りは何度も経験できるものでありません。すなわち、過去の失敗を反省して再チャレンジという訳にはいかないのです。

 

みなさまの住まい造りが、家族の幸せに繋がるよう、あらためてお伝えさせていただきました。

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