数年前のこと、パリでの仕事を終え、以前から機会があればと思っていたロンシャンをひとり訪ねました。コルビュジエが設計した世界遺産ノートルダム・デュ・オー礼拝堂を見るためです。
ストラスブールに宿をとり、ミュルーズ、リュールと2回乗り換え、電車に揺られること約3時間、無人駅のロンシャンにやっと到着。
僅か2両の「列車」 無人のロンシャン駅は乗降客ゼロ
しかしながら・・・そこから小高い丘の上にそびえ立つ礼拝堂まで人気のない上り坂(キツイやら一人なので不安やら)、歩くこと約40分やっと到着です!
蟹の甲羅をモチーフにした屋根と無数の小窓は宇宙船のようなフォルムです。とても変わった外観は見る角度によって違った表情を楽しませてくれます。そしてクライマックスはその内部。撮影禁止なので写真はありませんが、小窓から注ぐ光は神秘的な美しさを醸し出す・・・はずだったのですが、あいにくの空模様で残念な結果に。強くリベンジを誓ったのでした。
ノートルダム・デュ・オー礼拝堂
外壁には大きさも形も異なるたくさんの小窓
さて、パリでいつもお世話になっている通訳さんにロンシャンの話をしたところ途中にある「コルマール(私は知らなかったのですが)も素敵だからぜひ寄って」と奨められたので急遽立ち寄ることにしました。
花で飾られたコロンバージュの建物、運河にかかる橋に石畳とおとぎ話から出てきたような街並みに心が和みます。
ジブリ映画のハウルの動く城のモデルとなった建物もあるプフィスタ邸は有名らしいのですが(残念ながら映画を見ていないのでピンときません)、私のお奨めは昔ながらの市場での買い物や運河のほとりのテラスでゆっくり!です。
プフィスタ邸
市場ではおやつ代わりのフルーツを購入
運河のほとりにはコロンバージュの家並み
花に飾られたCAFEでコーヒータイム