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ミルクとワインとクリーンエネルギーの町(いわて文化大使⑦)

2013/03/22

 

20~21日と岩手県葛巻町に行きました。今回の目的は新しい樹種の製品についての打合せです。

 

さて、私たちは「くずまき高原カラマツ(商標登録)」を主要構造材に使用しておりますが、その葛巻町は「ミルクとワインとクリーンエネルギー」の町と唱っています。

今日は葛巻町で採用しているクリーンエネルギー(再生可能エネルギー、自然エネルギー)についてご紹介したいと思います。

 

まず、自然エネルギーで誰もが最初に挙げる「太陽光発電」。葛巻中学校や各施設には当然のように太陽光パネルが設置されております。

 

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宿泊施設に併設された太陽光発電パネル

 

宿泊施設ひとつには私たちが技術提供した地中熱利用も採用されております。

 

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地中熱利用(ジオサーマル)の宿泊・会議施設

 

町のシンボルともなっている風力発電。翼の長さ直径60mの柱の根元に行くことができます。その大きさと音の迫力に訪れた人は皆感心します。

 

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12基の風力発電施設

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下から見上げると大きさがわかります

 

林業の町でもある葛巻は木材の加工時に生ずるチップをエネルギーとするバイオマス発電にも取り組んでおります。

 

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バイオマス発電施設

 

ミルクの町、基幹産業の酪農からは多くの牛の糞尿が存在します。これもバイオガス発電にて有効利用。

 

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畜産公社だけでも2,000頭の牛がいます

 

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糞と尿を分離する機械

 

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バイオガス発電プラント

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農業用の堆肥にも利用します

 

その他にも小水力発電などの発電施設の他に、ペレットストーブの普及にも力を入れております。

葛巻町はなんと!町で消費する電力の約2倍の電力を生産しているのです。ちなみに食料自給率はカロリー換算で約6倍ですので、まさしく葛巻町は環境貢献の町、自給自足の町なのです。

 

 

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