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あったか鍋(いわて文化大使㊼)

2021/01/12

 

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

今年の年始は、コロナの影響で旅行や初詣を含め出かけにくく、「お家でまったり」という方も多かったのではと思います。また、8日からは緊急事態宣言が発令され、ますます自宅で過ごす時間が増えていくことと思います。寒い冬、家族で囲む食卓に欠かせないのが「鍋」。最近はいろいろな種類の鍋料理が家庭で気軽に食べられるようになりました。

 

昨年、12月に葛巻町への出張で赴いたのですが、冬限定の「くずまき鍋」なる新メニューがあったのでさっそく食してみました。地元で採れたシイタケなどの野菜に葛巻牛、うどんも入ったボリューム満点の鍋です。

 

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鍋の持ち手には「くずまき」の文字、トレイには牛のマーク

 

さて、岩手県の郷土料理にはその他にもひっつみ汁が有名ですが、私が大好きなのは「蕎麦かっけ」。

「かっけ」とは蕎麦かっけを食べたら脚気が治ったとか、「角形」に由来しているとか、いろいろな説があるのですが、葛巻の方から直接うかがったのは「かけら」から由来しているとのこと。

昔、ぜいたく品だった蕎麦はお客さまに振る舞い、蕎麦打ちのさいにできるかけらを自分たちで食するという、蕎麦のかけらも大切にするという素晴らしい食文化です。

 

蕎麦のかけらをあったかい出し汁にしゃぶしゃぶし、ニンニク味噌をつけて食べるのですが、これが実にうまい。なかなか、首都圏で食べることのできない郷土料理ですので、コロナ禍が終息し、岩手におでかけの折にはぜひとも召し上がってみてください!

 

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