パリで開催される展示会BATIMAT視察の折、帰国前に少し足を延ばしてひとりルクセンブルグを訪れてみました。
東京大学名誉教授坂本先生とBATIMAT会場の前で
ルクセンブルク大公国といえば、20年以上1人当たりのGDP世界一の座にあり、金融と鉄鋼業で栄える国ですが、神奈川県ほどの広さ、人口約50万人ととても小さな国です。
その首都が国名と同じルクセンブルク市ですが、ローマ時代には交通の要衝地だったことから、断崖と川に囲まれた自然の地形を活かして造られた要塞都市として、その街並みは世界遺産にも登録されています。
左建物はノートルダム寺院(アドルフ橋から)、初秋に訪れたので木々も色付いています
旧市街は数百年も時が止まってしまったのではと思うほどノスタルジックで、有名なボックの断崖からはその堅固な城壁はもちろん、美しい街並みが確認できます。
絶壁の上が市街地
ボック要塞からの絶景
パリからは電車で約2時間なので日帰りで訪れる方も多いそうですが、ゆっくりと散策するために宿泊し、生産量が少ないため希少性の高い良質なルクセンブルクの白ワインを召し上がるのも良いかと思います。