1981年以降の建物は新耐震基準が適用されているために震度7程度の地震でも人命に危害を及ぼすような倒壊はおきづらいと言われ、耐震性を見極めるひとつのポイントとなっております。
実際に新耐震基準以前に建てられた建物の多くは阪神淡路大震災において大きな被害を受けております。
さらに昭和50年代以前には葺き土(ふきつち)のある瓦葺き(かわらぶき)が多く、建物上部が重いため揺れやすく、かつ柱と柱の間に斜めにいれる筋交い(すじかい)という部材が入っていないため耐震性に劣るケースが多いのです。
1981年以前の建物と思われます
では、新耐震基準で建てられた建物は本当に安全なのでしょうか?このたびの熊本地震において旧耐震基準と見受けられる建物はもちろん、新耐震基準と思われる建物も多く倒壊しておりました。新しい建物は老朽化した建物と比較して耐震性が高いと思われておりますが、決して安全とは言い切れないのです。
電線に引っ掛かって今にも崩れそうな住宅
比較的新しい住宅なのですが・・・。